“HEATHEN TOUR”で数々の伝説を生んだ街、ニューヨーク。その最終盤を飾った通称“NEW YORK MARATHON TOUR”の新発掘ライヴアルバムが登場です。本作に収められているのは「2002年10月16日クイーンズカレッジ公演」。ワールドツアー最終盤を記録した極上オーディエンス録音です。“HEATHEN TOUR”にとってニューヨークがどれほど特別なのか。それをご紹介するためにも、まずは当時の活動概要をおさらいしてみましょう。 《6月11日『HEATHEN』発売》・6月11日+15日:ウォームアップ(NY2公演)・6月29日:ロンドン・7月1日-18日:欧州#1(9公演)・7月28日-8月16日:北米#1(12公演)・9月22日-10月2日:欧州#2(6公演)・10月11日-23日:北米#2(7公演) ←★ココ★ これが“HEATHEN TOUR”の全体像。そもそも、アルバム『HEATHEN』自体がニューヨーク制作でしたが、その発売日に合わせたウォームアップ・ショウでは『LOW』『HEATHEN』を実行。“ボウイ復活!”の狼煙となり、全世界に衝撃を広めました。その後、ワールドツアーに出発しますが、「北米#1」でも「北米#2」でもニューヨーク州でのショウが行われた。しかも、「北米#2」はわずか7公演ながらうち5公演がニューヨーク市。“NEW YORK MARATHON TOUR”と題し、すべて会場を変えて巡ったのです。本作のクイーンズカレッジ公演は、そのマラソン・ツアーの3公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを収めた本作は、まさに絶品のオーディエンス・サウンド。このショウは以前から録音が知られていましたが、本作はごく最近になって録音者本人が公開した新マスター。スネアの鳴りにオーディエンスっぽさはありますが、それ以外はおおよそ客録の常識とはかけ離れている。楽音の芯は極めてオンに捉えられており、そのディテールの鮮やかさは放送音源のように詳細。オーディエンス録音では潰れがちなベースもヴァイヴの波形が目に浮かぶほどに美しく艶やかなのです。さらには歓声もオーディエンスっぽくない。現場の息づかいはやたらとリアルではあるのですが、それがやけに小さい。演奏中に骨太な楽音にかき消されるのは分かるにしても、曲間でも喝采がボウイのMCにかき消される。普通、極上音源でも曲間になると「やっぱりオーディエンスだ」と思い出すものですが、本作は曲間になると「放送音源だっけ?」と思うほどです。とは言え、そこに刻まれた息づかいがまた美味しい。ショウの構成は“HEATHEN TOUR”らしいもので、特にアルバム再現パートや異常に長いショウというわけではない。しかし、親密感たっぷりの空気感は特別なのです。ボウイは終始ご機嫌でフレンドリーに話しかけ、ニューヨークの想い出やエピソードを次々と語る。もちろん、その語り口はユーモアたっぷりで、観客たちも爆笑で応え、1人ひとりがボウイに声を贈る。この雰囲気は、まるで部位が司会を務める結婚式かホーム・パーティかのよう。暖かくもリラックスしたムードがたっぷりと漂い、そんな空気を名曲群が繋いでいくショウなのです。そんな気の置けないショウを象徴するようなシーンと言えば、アンコール1曲目の「White Light White Heat」でしょうか。もちろん、ボウイの大得意であり、取り立てて珍しいわけではありませんが、“HEATHEN TOUR”ではほとんど演奏されなかった。しかし、マラソン・ツアーではニューヨーカー達に地元の英雄の名曲をプレゼントするのです。 実のところ、終盤になってサウンドが変わるシーンもあるので永久保存までは至りませんでした。“NEW YORK MARATHON TOUR”を代表する最高峰の名録音には違いない。その絶品のサウンドで、暖かく親密な現場に居合わせられるプライベート感覚のライヴアルバムです。“ボウイの2002年”でも特別だったニューヨークの想い出、ぜひ本作でご体験ください。 Live at Colden Hall at Queens College, New York, NY. USA 16th October 2002 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(66:30) 1. Sunday 2. Cactus(The Pixies) 3. Breaking Glass 4. Fame 5. Ashes To Ashes 6. Slip Away 7. China Girl 8. 5.15 The Angels Have Come 9. Band Introductions 10. Starman 11. Changes 12. Absolute Beginners 13. I've Been Waiting For You 14. Afraid Disc 2(56:04) 1. Fashion 2. Be My Wife 3. Sound & Vision 4. Rebel Rebel 5. I'm Afraid Of Americans 6. Life On Mars? 7. Heroes 8. Heathen(The Rays) 9. White Light White Heat 10. Let's Dance 11. Hallo Spaceboy 12. Ziggy Stardust David Bowie - vocals, guitar, saxophone, harmonica, stylophone Earl Slick – guitar Gerry Leonard - guitar, keyboards, backing vocals Mark Plati - guitar, bass guitar, keyboards, backing vocals Gail Ann Dorsey - bass guitar, guitar, backing vocals Sterling Campbell - drums, percussion Mike Garson – keyboards Catherine Russell - keyboards, percussion, backing vocals









