オリジナル・カセット復刻シリーズの最新弾。「1985年6月29日ダブリン公演」の世界初公開マスターの登場です。“キニー”と言えば、日本のブートレッグ史と同義と言っても過言ではない名門中の名門。数々の来日公演を“キニー・マジック”と呼ばれるクリア・サウンドで記録してきました。しかし、“キニー”は決して日本専門でもありませんでした。来日の有無にかかわらず、旬のロックを求めて海外へも進出。数々の名録音を残してきたのです。本作は、そんな“キニーの海外録音”の逸品なのです。それだけに、本作は「キニー・サウンド+本場」の出会いが極めて美しい。クリスタル・クリアに輝く楽音/歌声、透明に透き通った空気感……。紛れもなく、無数の日本録音で証明されてきた“キニー・マジック”そのものです。しかし、本作のムードは日本公演とは丸っきり違う。拍手の波が遠近感もリアルに寄せては返し、盛大な大合唱が会場中に渦巻くのです。それもそのはず。本作の現場は、他のどこでもないアイルランドの首都ダブリン。ここで、ショウのポジションを“THE UNFORGETTABLE FIRE TOUR 1984-1985”全容の中からイメージしてみましょう。 【1984年】・8月29日-9月24日:オセアニア(19公演)《10月1日『THE UNFORGETTABLE FIRE』発売》・10月18日-11月21日:欧州#1(21公演)・12月1日-16日:北米#1(10公演) 【1985年】・1月23日-2月10日:欧州#2(13公演)・2月25日-5月4日:北米#2(40公演)・5月25日-7月25日:欧州#3(11公演)←★ココ★ 以上、全112公演。本作のダブリン公演は最終盤「欧州#3」7公演目で、あの“LIVE AID”の3公演前にあたるコンサートなのです。また、ダブリンでのショウは約2年ぶりでもあり、単なる全盛期でもなければ、単なる地元でもなかった。全世界を制覇した地元の英雄を熱狂的に迎え入れる凱旋コンサートなのです。本作にはその爆発するような情熱を精緻に吸い込まれている。正直なところ、時に演奏と並列しそうなほどの熱狂は初心者向けとは言い難い。オーディエンス慣れされた方には、これこそが“客録の旨み”そのものでもある。単に騒がしいのではなく、全身でビートを感じ、メロディに浸りきり、歌詞の一言一句でU2とシンクロしていく。先述した通り、本作は楽音も演奏も極めてクリアであり、その喜びが溢れる空間に身を置くことができるのです。そして、そんな地元の歓待を受けた彼らが燃えないわけがない。全世界を魅了した名曲群を全力疾走で演奏する。『THE UNFORGETTABLE FIRE』までのベスト選曲ぶりも圧倒的ですが、それだけに止まらない。珍しい「A Sort Of Homecoming」、このツアーだけの「Wire」も嬉しいものの、極めつけは「My Hometown」。ブルース・スプリングスティーンのカバーなのですが、彼らがこの曲をステージで演奏したのはこの日だけ。それもチョットだけのお遊びではなく、4分半にわたってしっかりと披露するのです。1回こっきりの激レア・カバー、全盛期の熱演、凱旋公演ならではの大合唱……。そのすべてをキニー録音ならではのクリア・サウンドで描ききった大傑作です。オーディエンス録音に目のない諸兄にぜひ触れていただきたい、胸熱くなる1枚。 Live at Croke Park, Dublin, Ireland 29th June 1985 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (46:01) 1. Intro 2. 11 O'Clock Tick Tock 3. I Will Follow 4. Seconds 5. MLK 6. The Unforgettable Fire 7. Wire / Give Me Some Truth (snippet) 8. Sunday Bloody Sunday 9. A Sort Of Homecoming 10. The Cry / The Electric Co. / Give Peace A Chance (snippet) Disc 2 (54:18) 1. Bad / Ruby Tuesday (snippet) / Sympathy For The Devil (snippet) / Walk On The Wild Side (snippet) 2. October 3. New Year's Day 4. Pride (In The Name Of Love) 5. My Hometown 6. Out Of Control 7. Gloria 8. 40 / Do They Know It's Christmas (snippet) / We Are The World (snippet)









