時代を代表する超強力サウンドボード。あのド定番・歴史的大傑作のアップグレードが実現してしまったのです。その衝撃のクオリティをご紹介する前に、まずは基本。地球を丸ごと揺るがせたデビュー・ツアーの全体像からショウのポジションを確認してみましょう。 ・1月27日+2月8日:ウォームアップ《2月10日『炎の導火線』発売》・2月18日-4月28日:北米#1(46公演)・5月4日-12日:欧州#1(7公演)・5月16日-6月10日:英国(20公演)←★ココ★・6月17日-28日:日本(9公演)・7月1日-9月30日:北米#2(54公演)・10月9日-27日:欧州#2(13公演) ・11月3日-12月3日:北米#3(24公演)《12月11日『伝説の爆撃機』制作開始》 これがVH革命を全世界に知らしめた1978年のワールドツアー。当時の記録にはあやふやなところもあるので公演数等は厳密ではありませんが、おおよその流れは把握していただけると思います。このツアーでは伝説の初来日も実現しているわけですが、本作のロンドン公演はその直前。「英国」ツアーの14公演目にあたるコンサートでした。この英国ツアーは「欧州#1」と連動したヨーロッパ巡業であり、VAN HALEN初の海外ツアーでもありました。前述の通り、このショウはサウンドボードが残されたことでも有名。デビュー直後の苛烈な生演奏を脳みそ直結サウンドで体験できるとあって、オフィシャルではないにも関わらずロックの教科書ともなってきました。本作は、そんな伝説サウンドボードのアップグレード盤。独自入手した新マスターなのです。そのサウンド・クオリティは、まさに衝撃! ラストの「Bottoms Up!」が途中で終わってしまうのは既発とは同じものの、そのサウンドはまるで違う。元からオフィシャル級のド級サウンドボードだったわけですが、本作は1/4音ほどズレていたピッチが正確になってもいますが、それさえ些細に思えるほどのアップグレード。明らかにジェネレーションが若く、鳴りも瑞々しければ手応えも艶やかで、エッジもシャープ。既発にあった中音域の塊感がなく、全域がバランスも良く、スカッと抜けるよう。何よりも音の密度からして違う超強力サウンドなのです。この新マスターの威力はすべてを塗り替えている。五臓六腑を揺るがすマイケル・アンソニーのベースはド迫力なだけでなくヴァイヴも繊細ですし、どこまでも伸びるダイヤモンド・デイヴのシャウトも超鮮明。スコン!と抜けるアレックス・ヴァン・ヘイレンのドラミングも1打1打が鮮やかなのです。しかし、それ以上に凄まじいのが、肝心要の革命ギター! 『炎の導火線』はエディの奏法・フレーズだけでなく強烈無比なギター・サウンドも革命的だったわけですが、本作はまさにそのステージ版。既発よりも遙かに抜けが良く、ディテールも繊細。それでいてパワー管をドライブさせた本来のサウンドが見事に脳みそを直撃してくるのです。そのサウンドで描かれるショウがまた凄い、凄すぎる。BLACK SABBATHの10周年ツアーの前座だったために初来日よりも短いのですが、その分特濃。『炎の導火線』から「Jamie's Cryin」「Ice Cream Man」以外の全曲が演奏され、そこに各人のソロタイムが織り交ぜられる。そして、ラストは『伝説の爆撃機』の「D.O.A.」「Bottoms Up!」を繰り出す。今から振り返ると新曲で終えるのも力業に思えますが、それがどうした!と言わんばかりの苛烈な演奏。そして何より、初めての英国をブン殴るようなロック感が豪快すぎる。サウンドボードだけに観客の熱狂はかなり遠いのですが、その小さな小さなヴォリュームでも異様に盛り上がっているのがよく分かる。このツアーではヘッドライナーのBLACK SABBATHを食ってしまった事が語り草になっていますが、これだけのショウなら誰がヘッドライナーでも敵う者はいない。いるわけがない。まさに革命児だけが放つエナジーが凝縮されたライヴアルバムなのです。まさに本生版『炎の導火線』。伝説サウンドボードがアップグレード・マスターによって歴史的デビュー作の域にまで達してしまったのです。このレベルの超名盤に四の五の言っても始まりません。「ファンには必聴必携」なんて生やさしいものじゃありません。音楽史の文化遺産であり、ロックそのものを象徴するライヴアルバム。その誕生の刻。 Live at Hammersmith Odeon, London, UK 1st June 1978 STEREO SBD(UPGRADE) (from Original Masters) (47:42) 1. Intro 2. On Fire 3. I'm The One 4. Bass Solo 5. Runnin' With The Devil 6. Atomic Punk 7. Little Dreamer 8. Feel Your Love Tonight 9. Ain't Talkin' 'Bout Love 10. Eruption 11. You Really Got Me 12. D.O.A. 13. Bottoms Up STEREO SOUNDBOARD RECORDING









