虹色の歴史でも格別の人気を誇るグラハム・ボネット時代。その秘宝ライヴアルバムがリリース決定です。本作に収められているのは「1980年2月16日ミュンヘン公演」。その特級オーディエンス録音です。第2期DEEP PURPLEにも匹敵するほどの最強スタープレイヤーが揃いながら、たった一度のツアーで終わった時代。まずは、その全体像からショウのポジションを確認してみましょう。 【1979年】 《7月28日『DOWN TO EARTH』発売》・9月18日-10月12日:北米#1(18公演)・11月6日-12月13日:北米#2(24公演) 【1980年】・1月17日-2月16日:欧州(21公演)←★ココ★・2月19日-3月8日:英国(14公演)・5月8日-15日:日本(6公演)・8月8日-16日:北欧+MOR(4公演) これが最高RAINBOWの足跡。伝説的な第1回MONSTERS OF ROCKがハイライトとして有名ですが、本作のミュンヘン公演はそのちょうど半年前。大票田である「欧州」ツアーでも最終日にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、実にクリアなオーディエンス・サウンド。最近になって登場したマスターなのですが、ベースがややオフ気味ではあるものの、透明感のある大気を切り裂いて真っ直ぐシャープに届く。楽器によっては距離感もないわけではないのですが、会場反響がほとんど感じられず、濁りや曇りもなく手元に飛び込んでくる。特に素晴らしいのは、リッチーとグラハム。やや距離感のあるサウンドの中で、ギターとヴォーカルだけはやけにオンに捉えられている。ストラト・サウンドは艶やかでありながらディテールまでくっきりとしており、細かいピッキング1つひとつまで鮮やか。ちょっとしたチョーキングも深さをコントロールする指の動きが目に浮かぶほどリアルなのです。そして、ヴォーカルも息づかいレベルの素晴らしさ。この時期の良し悪しを一番左右するのはグラハムのヴォーカルになるわけですが、この日は絶好調! 吠えれば逞しく、高音はどこまでも伸び、安定感もバツグン。その好調ぶりが呼吸感にいたるまで感じ取れるのです。また、間近に迫るギター&ヴォーカルとはちょっと感触が違うものの、同じくらい強烈なのはコージーのドラミング。「ドラム缶をひっ叩くような」と言われた堅い鳴りがやたらと鮮烈で、1打1打が残響を残さず、えらく鋭角的に打ち込まれる。ベースと同じく重低音がやや薄いのでド迫力と言うよりはパワフルさが際立つ。グラハムが絶好調なこともあり、まるで“新・三頭政治”とでも呼びたくなるサウンドなのです。実のところ、ネットに出回っているマスターはピッチが不安定で少々くぐもっているのですが、本作ではきっちり補正。高音もクリアに抜け、正確なピッチで安心して浸りきれるベスト・サウンドに仕上げました。短すぎる期間に眩しすぎる輝きを放った“最強のRAINBOW”。その名演を刻みつけた新たな秘宝です。1公演でも多く聴けるだけでもありがたいところですが、そんな次元を遙かに超越したクリスタル・クリアな銘品ライヴアルバム。 Rudi-Sedlmayer-Halle, Munich, Germany 16th February 1980 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE) Disc 1 (46:47) 1. Land Of Hope And Glory 2. Countdown Intro./Over The Rainbow 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend 5. Since You Been Gone 6. Over The Rainbow 7. All Night Long 8. Catch The Rainbow Disc 2 (40:31) 1. Keyboards Intro. 2. Lost In Hollywood 3. Guitar Solo 4. Beethoven 9th 5. Keyboards Solo 6. Drums Solo incl. 1812 Overture 7. Lost In Hollywood(reprise) 8. Lazy 9. Man On The Silver Mountain 10. Long Live Rock'n'Roll 11. Kill The King 12. Long Live Rock 'N' Roll(reprise)









