「DEEP PURPLEの初来日にも匹敵する」とさえ言われたグラハム・ボネット時代のライヴ・イン・ジャパン。その奇跡の記録がまた1本登場です。本作に収められているのは「1980年5月13日:大阪フェスティバルホール」公演。独自ルートでもたらされたオリジナル・マスターによる特級オーディエンス録音です。ただ一度きりだったグラハム時代RAINBOWの来日公演。当店では、全公演を数々の名盤でアーカイヴしており、今週は新たなる最高峰盤『BUDOKAN 1980 FINAL NIGHT』も同時リリースとなります。ここで、そのコレクションを日程で整理してみましょう。 ・5月8日:日本武道館『FACING GRAHAM』・5月9日:日本武道館『DEFINITIVE BUDOKAN 1980 2ND NIGHT』 《2日間のオフ》・5月12日:日本武道館『BUDOKAN 1980 FINAL NIGHT』・5月13日:大阪フェスティバルホール 【本作】 ・5月14日:大阪フェスティバルホール『THE HIDDEN FORTRESS』・5月15日:大阪フェスティバルホール『THE HIDDEN FORTRESS』※各日とも代表アルバムのみ。 以上、全6公演。マニアがPURPLE初来日を引き合いに出して語るのは、その強烈すぎる名演ゆえ。しかし、その深層心理には恐らく会場も関係あるのではないでしょうか。1972年と同じ“日本武道館”と“大阪フェスティバルホール”だったわけです。その中でも特に“奇跡”と言われるのは武道館最終日の「5月12日」から「5月15日」までの連続4日間。本作が吸い込んでいるのは大阪初日であり、“奇跡の4日間”の2日目にあたるコンサートです。 この日の録音と言えば、決定的な大阪全集の6枚組『DEFINITVE HIDDEN FORTRESS』が有名ですが、本作はそれとは完全別録音です。そして、気になるクオリティは臨場感も豊かな素晴らしいオーディエンス・サウンド。『DEFINITVE HIDDEN FORTRESS』を超えるものではありませんが、爆音・轟音の類では(決して!)ない。クリアでオンな『DEFINITVE HIDDEN FORTRESS』マスターよりはやや距離を感じるとは言え、真っ直ぐに届く楽音/歌声は逞しく、力強い。5人のスター・プレイヤーが揃ったスキのない名演ぶりが充分に味わえるのです。その上で、本作は臨場感も素晴らしい。不思議なほどに間近な喝采/声援がなく、楽音と歌声がすべてを圧倒するタイプの録音なのですが、曲間になると一転。沸き上がる大喝采は遠いながらもスケール感たっぷりの大波となって大阪フェスティバルホールを行き交うのです。例えば、「Since You Been Gone」。曲間でリッチーが悪戯っぽく弾くと大喝采の大波が起こり、ドンとクラシカルなフレーズを交わし合うや大波は東映映画の岩場にぶつかるように爆発する。そして飛散した喝采は再び整然とした手拍子に集約され、再び大波となって押し寄せ、グリーンスリーヴスのフレーズに翻弄されるように岩場にぶつかる。繰り返しますが、本作は間近な話し声や絶叫に悩まされる録音ではありません。それにも関わらず、観客の驚喜とRAINBOWが交わす交歓がこれ以上なくリアル&鮮明に感じ取れるのです。大熱狂のライヴ記録は無数にありますが、ここまで演者と大観衆が一体となったライヴアルバムは珍しい。些細なフレーズ、会場中を満たすビートのすべてに観客の集中力が注がれ、すぐさま凄まじい反応が返る。そして、バンドはその反応を楽しみ、ド迫力で美しいハードロックで押し返す……。本作を含め、1980年5月12日-15日は“奇跡の4日間”とも呼ばれますが、それは決して“グラハムRAINBOW”が絶好調なだけでは生み出されない。その絶好調ぶりを細部に至るまで夢中で追いかけ、押し返す観客がいたからこそ。“奇跡”が“奇跡”たり得た現場。本作は、その音の証拠なのです。日本武道館の最終日からセットインした「Will You Still Love Me Tomorrow?」も含め、すべてが聴きどころの大名演。数カ所にわずかながらテープチェンジのカットもありましたが、『DEFINITVE HIDDEN FORTRESS』の極上マスターで補完し、フルショウ収録を実現しました。『DEFINITVE HIDDEN FORTRESS』でさえカットされていたメンバー紹介の10秒さえも残さず、奇跡の現場のすべてを完全にパッケージしたライヴアルバムの傑作。“1980年の5月”が忘れられない方に是非とも味わっていただきたい新発掘。 Live at Festival Hall, Osaka, Japan 13th May 1980 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Disc 1 (44:26) 1. Land Of Hope And Glory 2. Countdown Intro./Over The Rainbow 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend 5. Since You Been Gone 6. Over The Rainbow 7. Man On The Silver Mountain 8. Catch The Rainbow 9. Member Introduction Disc 2 (61:20) 1. Keyboards Intro. 2. Lost In Hollywood 3. Guitar Solo 4. Beethoven 9th 5. Keyboards Solo 6. Drums Solo incl. 1812 Overture 7. Lost In Hollywood(reprise) 8. Guitar Intro. 9. Lazy 10. All Night Long 11. Blues 12. Will You Still Love Me Tomorrow 13. Long Live Rock 'N' Roll 14. Kill The King incl. Guitar Crash 15. Long Live Rock 'N' Roll(reprise) 16. Over The Rainbow









