キーボード・トリオに生まれ変わったCARL PALMER'S ELP LEGACYの最新映像が到着です! 2000年代初頭からギター・トリオ編成で“ギター版ELP”を追究し続けてきたカールでしたが、2015年ついにオリジナルと同じキーボード・トリオに変更。そのライヴの模様を極上のオーディエンス撮影したのが本作です。本作一番の凄味はアングルなのですが、まずは主役の演奏の話をしましょう。キーボード・トリオとなったカール・バンドのアンサンブルは“これこそ、あるべき姿!”の印象が強烈。長年、見事なアレンジと演奏で披露する“ギター版ELP”にも親しんできましたが、やはりELPの曲はキーボードでこそ映えます。ここ数年、カールの片腕を務めてきたサイモン・フィッツパトリックはもとより、新たなキーボーディストのルカ・バーナーディニも堅実な腕前で見事にELPを再現していく。こうなってくると本物のELPが恋しくもなるのですが、その本家ELP以上なのが主役のカール。とにかく全編にわたって叩きまくり! 御年65歳になるにも関わらず、一瞬たりとも休まず全力で暴れまくっている。バンドメンバーも「カールが主役」をよく心得ていることもあり、ASIAでもELPでも不可能なほどの「Carl on stage」なライヴなのです。それが殊更、強烈に伝わってくるのがアングル。最新デジタル機材による超美麗画質で映し出される映像は、徹底的にカール、カール、カール! 各曲の1分くらいは2人の若手も映すものの、ほとんどがカールのズームだらけ。まるでオフィシャル映像のドラムカメラだけをずーっと見ているような感じなのです。こう書くと「単調な映像なんだな……」と思われるかも知れませんが、そうはならないのが彼の凄いところ。2人の若手と観客の3ヶ所とアイコンタクトを交わしつつ、時に天を仰ぎ、時に曲に酔いしれる。その表情たるや、手足と同じくらいに忙しなく、そして表現豊か。「Trilogy」の長く静かなイントロでは、自分の内側でも探る僧侶のようにドラムキットをじっと見つめ、幻想的な曲の印象を高める。そして、曲が始まるや一転して荒れ狂うドラミングで曲に没入していく……。バンド・アンサンブルを精緻にコントロールしながら客を湧かせ、そして本家ELP以上に暴れ倒す65歳。一部の曲でカットがあるため、少し残念ですが76分間まったく飽きない傑作映像なのです。 ELPの楽曲が一番映えるキーボード・トリオ体制を整えながら、本家以上の暴れぶりを見せつける新生CARL PALMER'S ELP LEGACY。透明なドラムキットが7色の照明で鮮やかに浮かび上がり、かつてを彷彿とさせる猛烈な緊張感を呼ぶインプロヴィゼーションを聴かせるカール。2010年を最後にELPが休眠して以来、キース・エマーソンやグレッグ・レイクも活動をしていますが、ELPの音楽と醍醐味を一番忠実に受け継いだのはカールなのかも知れない。まさか、デビューから45年も経ってから、グループの“核”が何だったのかを見直すことになろうとは……。2015年に誰よりも色濃くELPワールドを魅せてくれるカール。その最新にして超・個性的な傑作映像です。カールのファンは無論当然として、「キースやグレッグこそがELPの核」と信じる方にこそ、観ていただきたい1枚。ぜひ、ギター・トリオ時代の到達点「HARPENDEN 2015」と併せてお楽しみください。 Ficulle in Rock Festival, Ficulle, Italy 8th August 2015 1. Intro 2. Hoedown 3. Evil 9 1st Impression Part 2 4. Peter Gun 5. Knife Edge 6. Jerusalem 7. Tarkus 8. Trilogy 9. Carmina Burana 10. Fanfare For The Common Man incl. Drum Solo 11. Nutrocker Carl Palmer - Drum Luca Bernardini - Keyboards Simon Fitzpatrick - Bass COLOUR NTSC Approx.76min.









