1989年コージー・パウエル参加による「Headless Cross」リリースに伴うワールド・ツアーより、来日公演の1ヵ月後となるロシア・ツアーにおける、11月19日から28日にかけて全13公演行われたモスクワ、オリンピック・ホール公演から、昼夜公演が行われた初日19日、25日、26日の模様を、現地TVオンエアー・マスターよりプロショットで収録。過去より流通していた映像ながら、本タイトルでは近年youtube等でも流出した当時の国営放送からのマスター・クオリティーによるもので、ヒスノイズやドロップアウトもほとんど無くなり、まさにオフィシャル・レベルと云えるもの。そしてやはり特筆すべきは、コージーはもちろん、ベースにニール・マーレイも参加という、サバスの長いキャリアの中でも最も貴重なラインナップによるライブを、カンペキなプロショットで観れるということは、ファンにとっては嬉しいかぎり。まずDisc:1には3日間のライブよりアーリー・ショーからの映像を収録。同アルバム・タイトル・ナンバーからスタートした後は、ロニー時期のナンバーを、トニー・マーティンならではの、クリアーなヴォーカルで披露。そしてこの昼公演のみとなる最大の見所は、中盤で何とベンチャーズやシャドウズで知られる”Apache”をフルでプレイ。あまりのサプライズに観客も大喜びで、アイオミはややたどたどしいながら、コージーとニールが楽しげにプレイする姿が印象的。そして後半からはオジー時代の黄金ナンバーをメインとし、ショーは最高潮を迎え終演。 そして続くDisc:2も同じく3日間のレイト・ショーをコンパイルしたもので、基本的なセットリストはほぼ同様ながら、構成や曲順をシフト・チェンジすることで、また新鮮なパフォーマンスを披露。”Iron Man”と”Children Of The Grave”を中盤に移行し、”Die Young”と”Black Sabbath”を本編ラストにという流れは翌年の「TYR」ツアーでもおなじみとなるもの。そしてこの時期のアンコール・パターンとなっていた、”Paranoid”と”Heaven And Hell”のメドレーはオフィシャル・ライブ・テイクとして、翌年シングル”Fells Good To Me”にも使われているあたりはファンも要チェック。









