1969年、ロスト・クインテットとして「Bitches Brew」レコーディング2ヶ月前にNY,ブルックリンのブルー・コルネットにて行われたライブの模様を、当時としては良好なオーディエンス・ソースより収録。マイルスがこのブルー・コルネットに出演した時期に関しては、69年4月、6月、10月の3回説がある中、本音源は6月21日から29日の間に出演したものと思われ、1曲目の”This”のアタマが欠けていたり、ラストに至っては数秒でフェイド・アウトしてしまうというコンプリートではない中途半端な内容であるものの、内容は貴重な音源が多く、特にその”This”においては、チック・コリアがこの自作ナンバーを、D・ホーランドやJ・デジョネットらとレコーディングしたのが5月11-13日で、録音したばかりの同ナンバーが聴けるというスリリングな展開ゆえ、いかにもロスト・クインットらしい流れを告げるムードがいっぱい。このフリー・ジャズがかった難曲はその後の音楽的方向性にそぐわなかったのか、定番レパートリーとして定着しなかったゆえ、そのあたりも要チェック。さらに”No Blues”においてもかなりフリー・ジャズ的アプローチを見せており、同ナンバーの末期的症状となる展開に。秋からの本格的なユーロツアーの前に、マイルスも統率を取れぬまま試行錯誤する様がここに!当時のオーディエンス録音ながらバランスや音圧は充分と云えるトータル43分!









