1986年ヨーロッパ・ツアーより10月26日、セルビア共和国首都のベオグラード、セイヴ・マート・センターでのライブを、マスター・クオリティー・サウンドボードにてほぼコンプリート収録。音源の元ソースはTVオンエアー映像からのもので、モノラル・サウンドボードではあるものの、当時の東欧圏の映像事情を考えるといた仕方ないところ。それでもコンサート内容は素晴らしいもので、全編にわたりマイルスはもちろんのこと、特にテナー&ソプラノのボブ・バーグが元気で、そのボブに対して鋭くフレーズを挟むマイルスとの絡みは絶品。このあたり彼が創り出す音色は往年のレジェンドたちの影響を感じさせるジャズ・フレーバーが感じられ、後にマイルス・バンドに参加するケニーとの違いはやはりそこ。またおなじみ“HUMAN NATURE“でも後のケニー時代になると長尺のサックス・ソロで大団円を迎えるのが、ここではガース・ウェーバーのギター・ソロをフューチャー。バンドとしては過渡期と言われた時期ながら、マイルス自体は好調を維持し、鋭い音をヒットしまくる1986年ライブの要チェック・アイテム。









