マザーズ結成10周年を祝い行われた歴代最強のメンバーによる1974年のツアーはオフィシャル"Roxy & Elsewhere"や"On Stage vol.2"でもその素晴らしいステージの模様を再現。そして本タイトルはこの時期4度目となった北米ツアーから、11月9日ボストン、オーフェウム・シアターでのアーリー・ショーを、近年発掘された放送用マスター使用によるベスト・クオリティー、サウンドボードにて90分にわたりほぼコンプリート収録!ファースト・レグ・ツアーではホーン・セクションも交えたあのロキシー・ライブを彷彿とさせるものだったのに対し、10月からのこの最終レグでは6人編成による強靭なバンド・アンサンブルを全面に。そのプレイぶりは周知の通りこの時期ならではのジャズ・アンサンブルの強い演奏と、芸達者な面々によるインタープレイの凄まじい応酬が最後まで聞く者を圧倒。「ダブ・ルーム・スペシャル」でもおなじみ”Tush Tush Tush “から”Stinkfoot”の流れでスタート。その後も息つくヒマもなくスピーディーにショーは進み、特にルースのマリンバは目も眩みそうな超絶手技が随所に。そしてすっかりバンドの核となったC・トンプソンのドラミングも繊細かつ、複雑なリズムを叩きだし全体をコントロール。やはりマザーズはこの時期!というファンに送る最高の時期の最高のプレイを90分にわたり収めたファン必聴の1枚!