1985年日本ツアーを前に行われたオーストラリア・ツアーより、4月13日メルボルン公演を、ハイクオリティー・ステレオ・サウンドボードで2時間14分に渡りコンプリート収録。4枚のヒットシングルを成功させ、全世界で空前の大ヒットを記録したサード・ソロ・アルバム「No Jacket Required」からの超高品質ライブショーで、完全な卓直結の録音のため、観客の歓声があまり聴こえないものの、ボーカル・楽器ともにバランスよくウルトラ・クリアーに収録されており、この時期の高品質なパフォーマンスを再現。80年代中期らしい、ゴージャスで耳辺りの良いサウンドは素晴らしく、このままオフィシャル・リリースも可能なレベル。メンバーもチェスター・トンプソン、ダリル・ステューマー、そしてベースはこの後、TOTOのメンバーとしても活躍したリーランド・スカラーで、鉄壁の演奏力を誇るセンス抜群のインスト陣のプレイも聴き所に。特にダリルはDon't Lose My Number ではテクニカルな高速ギターソロも披露し、さらに素晴らしい演奏のIn The Air Tonight 終演後、一変してナイトクラブ風のメンバー紹介も楽しい聴き所。さらにLike China~You Can't Hurry Love~It Don't Matter To Meのメドレー演奏、大曲Hand In HandとアンコールTake Me Home、そして感動的なPeople Get Ready、ラストを締めるオールディなムードのIt's Alrightと、完成度100%の必聴アイテム。