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Yes イエス/UK & New York,USA 1971

ずDisc:1&2には、10月11日ウォルヴァハンプトン公演をコンプリート収録。クオリティー的には当時のカセット録音ゆえヒスノイズやテープのよれる部分も数箇所あるものの、適度なリマスターを施すことで現存する中ではベスト・クオリティーと言えるもので、しかもリックとビル・ブラが同じステージに立ったライブの、完全ノーカット音源は皆無ゆえ、そのレア度は大。そして演奏もまず”火の鳥”から”Roundabout”へと繋がるオープニングは、この後のイエスショウの原点と言えるもので、そのあたりのリックのメロトロンが不安定なあたりは、加入したての不慣れさを象徴してるかのよう。また当時「こわれもの」のリリース前ゆえ、” Heart Of The Sunrise”や”The Fish”などは観客は初めて聞くことになり、そのすさまじい演奏に圧倒される様子も伺い知れるよう。他にもリックのソロではビセーの”アルルの女”や”アヴェ・マリア”を導入したり、本編ラストの"Perpetual Change"では当時若干21歳だったビルプラの若さ溢れるドラム・ソロがフューチャーされたりと、この時期ならではの演奏が凝縮されたトータル82分。さらにDisc:3には、この1ヶ月後からのUSツアーより、11月24日ニューヨーク、アカデミー・オブ・ミュージック公演を約63分にわたり収録。こちらはクリムゾンをメインに、プロコル・ハルムらと共に出演したスペシャル・イベント・ライブで、しかも近年ネット等で流出したテーパー所有のオーディエンス・マスターを使用しており、そのクオリティーは既流出とは一線を画すもので、サウンド・バランスも申し分なく、イベント・ライブゆえ通常よりややショート・セットながら、71年イエスを知るには必聴もの。

Yes イエス/UK & New York,USA 1971

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