1980年、ニューヨークに移り住んだ Fred Frithが、当時は Zu Bandと名乗っていた Material のベーシストであるBill Laswell、ドラマーである Fred Maherの2人と共に結成したトリオ編成のロック・バンド= Massacreのライヴ音源3種が収録されたアイテムです。 Massacreは 1998年に突如として再編成され、アルバム『Funny Valentine』をリリースしていますが、ドラムスには Charles Haywardが参加していますので、衝撃的な名作『Killing Time』をレコーディングしたオリジナル・トリオによるライヴ音源は、この 1980年代初頭のものに限られます。フリー・ジャズ、ファンク、ロックの要素が錯綜し、なんともカテゴライズの困難な音楽ではありますが、複雑な変拍子を多用しながらも力強いビートを叩き出すリズム・セクションと、インプロヴィゼイション一辺倒ではない、(ほんの少しではありますが)珍しく様式的なスタイルを取り入れた Fred Frithのギター・プレイが、全体の印象を”ROCK"的なものとしています。その前代未聞の強烈なサウンドが多くの人々を震撼させたアルバム『Killing Time』で聴くことのできる、インプロヴィゼイションを主体とした斬新なスタイルは、ここに収録されているようなライヴ演奏においてこそ、その本領が発揮されると言えます。活動期間の短かったオリジナル・トリオによる、非常にテンションの高い濃密なパフォーマンスをたっぷりと堪能できる驚異的なレア・アイテムです。CBGB's, New York City, New York April 24, 1980 good audience stereoSoundscape, New York City, New York July 2, 1980 excellent audience stereoReims, France April 5, 1981 good soundboard stereoFred Frith - guitar Bill Laswell - bass Fred Maher - drums