1972年「宇宙の地と砂」と言う邦題でデビューした元祖フラメンコ・ロック「カルメン」のファースト・アルバムのCDR化。以前ドイツ盤が出回りましたが、1曲目の途中から収録されるという粗悪なものでしたが、こちらのCDRはオリジナルを忠実に再現し丁寧なマスタリング作業による完璧なリリースです。タップやカスタネットといったリズムセレクションが独特の躍動感と緊張感をもたらしていあす。アルバム全体を通して当時のプログレバンドが得意とするコンセプト性を打ち出し、フラメンコの持つ郷愁感とロックのへヴィさが見事に融合した作品です。プログレッシブ・ロック・ファン必聴の1枚。