2008年北米ツアー、セカンド・レグの最終日であり、10月の来日公演に向けては最後のライブとなった8月28日サンタバーバラ・ボウル公演の模様を、ウェブキャストで公開されたサウンドボード音源にデジタル・リマスタリングを施したベスト・クオリティーにてコンプリート収録。長期ツアーのオーラスゆえか、緊張感の中にもゆったりした雰囲気の中、まずは浮遊感に溢れた”Reckoner”でこの日はスタート。『IN RAINBOWS』のナンバーをメインにしつつ、90’sナンバーもうまく配列されており、序盤からすでに観客は大盛り上がりで、この後も”Optimistic”ではアルバムとは違ったギター・サウンドを披露したり、耽美なバンド・サウンドとトムのヴォーカルが素晴らしい”Nude”や”Talk Show Host”も聞きごたえたっぷり。そしてその美しさと対照的に中盤以降では” Weird Fishes / Arpeggi”,”Jigsaw Falling Into Place”,”Bodysnatchers”あたりで、ハードかつダイナミックなバンド・サウンドで本編を終了。その余韻を残しつつ、アンコール1曲目で何とトムのソロ・アルバムから”Cymbal Rush”をプレイ。この北米ツアーでは時折披露されているものの、ライブ・ヴァージョンとして聴けるのはやはり希少ゆえ、ファンは要チェック。そして2度のアンコールは”Paranoid Android”,”Lucky”,”Idioteque”などの定番ナンバーと、”House of Cards”,”Go Slowly”, “Videotape”などのイン・レインボウズ・ナンバーをうまく織り交ぜ、エンディングまで一気に!2008年ツアーのハイライトと云える最高の演奏をベスト・クオリティーで収めたマスターピース・アイテム!