初来日の2000年5月12日大阪公演を”サウンドボード入手!!”と言っても過言ではない程の超高音質・完全収録!!余計な歓声もなく、臨場感タップリ!!キュートなキャラクターの反面、歌が始まると奥深い世界に入り込み、強烈なオーラの歌声を聞かせる彼女。伝説と噂されていた彼女のステージは、全観客をも引きずり込む程エモーショナル&パワフルで圧巻!!かなり本物です。海外ツアーは現在でも日本のみ!懐かしい一枚。名盤です!!聴かなきゃ損っす!!(レヴュー)どれだけのルーツや引き出しを持っているのかと想像させられる程、ノスタルジーとコンテンポラリーを兼ね備え、しかもジャンルをカテゴライズできないぐらい比類なき個性を持つ演奏が展開された。こうして音だけ聴いていると、とても22歳とは思えない堂に入ったヴォーカルとは裏腹に、実際のライヴではとても22歳らしからぬ少女のようなMCや時折ピアノから離れステージ中央で行うステージパフォーマンスには年齢不相応のあどけなさが表出し、その成熟さと幼さとの対比が面白い。大ヒットナンバーを序盤で早くも披露し、バンドも若さに似合わずなかなか緩急のある渋い演奏を繰り広げ淡々とナンバーが重ねられていく。「Paper Bag」では場末の古びたパブで聴いているような感覚を覚える。大阪公演では大ヒットナンバー「Fast As You Can」の終わりと「It Was Just~」の始まりが切れ目なく絶妙に繋ぐ処理が施されているが、実際にはアンコールを要求する手拍子がある。アンコール1曲目はバンドが登場せずテープの音をバックにひとりでコールポーターの名スタンダートナンバーを魂を振りしぼるような歌い方で観客を欺く。それまでの魂を揺さぶるパフォーマンスに圧倒され緊張していた会場の空気が打って変わったように和んだ雰囲気に包まれ、会場は手拍子と大歓声。バンドが再登場し、意表をついたビル・ウィザースのカバーを披露。2曲カバーが続いたところで、いよいよ「Across The Universe」かと勝手に期待した観客にまったく媚びずあっさりと終わってしまった。大阪公演を収録した盤は、観客のチャットが全く無くオフィシャル盤を聴いているようだ。