1991年12月13日ボストンはパラダイス・クラブでの公演をステレオ・サウンドボード録音で収録。サウンドボードにありがちな広がりのない痩せた音像とは無縁のバンド・サウンドをバランスよく見事に捉えたこれ以上はない理想的なサウンドで、全80分たっぷりと堪能できます!今回の「Let Me In」リリース時のライヴですが、この時期はなかなかレーベル的に落ち着かない状況が続いた時期ではありますが、演奏に関しては一点の曇りもないピュアなブルーズに邁進しており、全編に亘り彼ならではの見事なプレイを披露しています。(1990年には、初来日公演が予定されていましたが、直前になって中止になり来日は二度とありえないものと思われていましたが、この4月に、キャリア40年にして待望の初来日公演が決定しています)ジョニーとジェフの多彩なフレーズが絶妙に絡む 3コード進行の有りがちなブルースとは一線を画す唯一無二のアンサンブルは終始聴き応え満点で、とにかくジェフが冴えまくりのプレイを連発しており、You Can't Judge A Book By Its Cover冒頭等で聴ける、ベースとのユニゾンによるスキャットは必聴です!さらにボーナスで1987年1月22日ストックホルム公演をマルチカメラ・プロショット映像で収録。(1/27ブレーメン公演のSBD音源も有名)この日は、第1部ドクター・ジョン→第2部ジョニー→第3部2人の共演という構成になっており、今回の映像は、第2部と第3部をダイジェスト収録したものになります。1987年はドクター・ジョンとの共演ツアーを行っており(86年の「Third Degree」(アリゲーター時代の最終作/グラミー受賞作)にゲストとしてドクター・ジョンを招いたことがきっかけとなって共演が実現)、今回のストックホルム公演では、You Lie Too Much、Sugar Sweet、Love, Life And Money、Jumping Jack Flashの4トラックで2人のパフォーマンスを観ることが出来ます。