プロコル・ハルムとのツアーが話題を呼んだ1972年日本ツアーより、最終日5月8日の大阪フェスティバル公演を高音質オーディエンス録音で完全収録・初登場です。メインのセットは東京公演と同じですが、アンコールで東京では演奏されなかったBaby Won't You Let Me Rock & Roll Youがプレイされています。流石マスターテープを直落とししているだけあり、音質そのものはクリアーで、音のこもりも少なく、分離感も抜群で、非常に聴きやすい高品質なサウンドです。アルヴィン・リーのマシンガン・ピッキングと形容された突進型のパワフルなソロプレイも非常にクリアーなサウンドで収録されています。Good Morning Little Schoolgirlなどはダイレクトなサウンドで収録されており、迫力満点です。リック・リーのドラムソロをMCで「Osaka Express」と紹介します。ブルーズからハードなロックンロール・ナンバー まで多彩な演奏内容を安定した高音質で一気に楽しめます。緩急を効かせた演奏が楽しめる16分近い熱演を聴かせるI Can't Keep From Crying, Sometimesも聴き応え満点。I'm Going Home以降、熱気を孕んだ観衆によるものか、若干、音像の分離感がぼやけますが、基本的には安定した音像で最後までしっかりと収録されています。ラスト、会場に響き渡るギターのノイジーな残響音が生々しく迫力あるサウンドで捉えられています。テン・イヤーズ・アフターのライブ音源としても勿論、歴史的にも非常に重要な一枚が登場です。