名手ダニー・ガットン最初期の超絶テクニックが堪能できるレア音源が本タイトル。1974年3月12日ワシントンでのライブを、当時FMオンエアーされたマスター・サウンドボードに、デジタル・リマスタリングを施したベスト・クオリティーにて、コンプリート収録。アルバム『アメリカン・ミュージック』を録音したメイン・メンバーそのままでのギグで、ジャズ・カントリー・ブルースとまさに“アメリカンミュージック”を幅広く演奏している中、やはりどれもダニーのギターが最高。その演奏を、楽器分離の良いステレオサウンドボードにリマスターを施すことで、まさにオフィシャル・レベルの音質を実現。特にホレス・シルバーのソウルジャズの名曲『ソング・フォー・マイ・ファーザー』では、ガットンが後に結成するレッドネック・ジャズエクスプロージョンよりも、さらにジャズ寄りなアレンジが施され、リチャード・“グルーヴ”・ホームズのヴァージョンを思い起こすオルガン・プレイも。軽やかで疾走感あふれる名演がたっぷりと。