■コンサート本編とサウンドチェックの両方を完全収録■最前列録音で驚きの超高音質、これぞプロの仕事だ!大成功に終わった2015年ポールマッカートニーの来日公演。その全公演がリリースになります。2013年の充実した来日公演の記憶も新しい頃、早くも2014年の来日公演が発表になりました。しかも会場は屋外の国立競技場及びヤンマースタジアムという、初めての試み。前年の興奮冷めやらぬ中、なんとポール自身来日しながら病気の為すべての日程がキャンセルになるという不幸に見舞われました。2015年になり改めて大阪京セラドーム1公演に東京ドーム3公演、さらに49年ぶりの武道館公演と、前年の計画を会場を変更しそのままスライドしたような日程が発表になりました。本作は、その初日、2015年4月21日大阪京セラドーム公演を収録しています。 セットリストは基本的に従来のOUT THERE TOURを踏襲したものですが、1曲目が「マジカルミステリーツアー」で始まり、「キャントバイミーラブ」「ジェット」「アイソーハースタンディングゼア」などがレギュラーセットに組み込まれる新しいセットリスト。そして目玉となるのは、ここ日本が世界初演の地となる「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」です。なにより驚くのはこの音質です。最前列のスピーカー真ん前、これ以上ないというポジションで完璧に録音されているのです。2013年からわずか2年しか経過していないにもかかわらず、機材や技術の進歩は著しく、まさに21世紀のオーディエンス録音に相応しい驚きの超高音質。素人の記念録音とは全く異なる、これぞプロが本気を出して録音した究極の音質です。ポールといえばブンブン唸りながら失踪するベースラインを強調した音作りで、それにエイブの迫力ある重量級のドラムが絡むというのが最大の特長。そのポールのコンサート会場最前列で聴くことが出来た音、そのままを再現しています。 本来CDは音楽データをサンプリング周波数44.1kHz、ビット深度16bit、チャンネル数2.0chステレオで記録されています。もちろん本作も媒体がCDなので同様なのですが、録音の段階では将来のハイレゾオーディオシステムに対応すべくサンプリング周波数96kHzのビット深度24bitで収録、それをダウンサイジングしてCD規格にしています。つまりCDメディアとしては変換の過程で音質を全く劣化させることなく、最大限その規格の能力を活用しているのです。 さらに録音に使用された高感度マイクは日本では入手不可能のドイツ製特注品で、この特注マイクを経由し、会場の出音のみならず、コンサート会場を包む独特の空気感を含め、その場の全てを余すところなく完全収録しているのです。実際に聴いていただければ、目の前に飛び出してくるようなバスドラのアタック感、どこまでも伸びていくかのような高音の美しさ、そして2.0chステレオとは思えないくらいの奥行のある立体感は、まさに筆舌に尽くしがたい感動を聴く者に与えてくれるでしょう。 また、これも強調しておきたいところですが、本シリーズは全て最前列において録音されたもので、録音環境にも優れており、無駄なおしゃべり、うるさい絶叫などが皆無なのはもちろん、手拍子や拍手の音すら皆無なのです。マニアの方は同公演で多くの別ソース音源を揃えるかと思いますが、アンコール最後の「THE END」のドラムソロの部分を聴き比べて頂きたいと思います。この部分が、その音源の良否を判断するひとつの基準となる部分で、曲の性質上、どうしても手拍子が会場から湧き上がる部分なのです。ぜひこの部分に着目していただき、実際にいろんな音源と聴き比べて頂きたく思います。本作ではもちろん、その部分は迫力あるドラムソロが明瞭で、手拍子がないのに驚かれることでしょう。つまり、そういうことなのです。 ディスク3は、コンサート前に行なわれたサウンドチェックの様子を完全収録しています。抽選かつ高額チケットを購入した人のみが入場できる入念なサウンドチェックの様子を、これもまた本編同様に完璧に収録しています。ポールが登場する前の楽器調整のための音出し、そして主催者の注意事項の説明から、ポールが登場し本人の挨拶、そしてコンサート本編では演奏しないサウンドチェックならではの選曲。これら全てを完全収録しています。コンサートの新たなオープニングとなった「マジカルミステリーツアー」、日本ではいまだ演奏したことのない「ジュニアズ・ファーム」、ウクレレによる「ラム・オン」からそのまま間髪入れずに続けて演奏される「ビッグ・バーン・ベッド」など、充実の内容です。 ポールのスペシャリストが贈る日本のファンへの最高の想い出のタイトル。録音機材、マイク、録音場所、録音環境、なによりこのタイトルに対するプロジェクトチームの熱い情熱が結集した、完璧なプロの仕事です。2015年来日公演は他にいらない。いろいろ浮気した揚句、結局は本作に戻らざるを得ない決定盤です。 DISC ONE 01. Opening Film 02. Magical Mystery Tour 03. Save Us 04. Can’t Buy Me Love 05. Jet 06. Let Me Roll It 07. Paperback Writer 08. My Valentine 09. Nineteen Hundred And Eighty-Five 10. The Long and Winding Road 11. Maybe I’m Amazed 12. I’ve Just Seen A Face 13. We Can Work It Out 14. Another Day 15. Hope For The Future 16. And I Love Her 17. Blackbird 18. Here Today 19. New 20. Queenie Eye 21. Lady Madonna DISC TWO 01. All Together Now 02. Lovely Rita 03. Eleanor Rigby 04. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 05. Something 06. Ob-La-Di, Ob-La-Da 07. Band On The Run 08. Back In The U.S.S.R. 09. Let It Be 10. Live And Let Die 11. Hey Jude 12. Day Tripper 13. Hi Hi Hi 14. I Saw Her Standing There 15. Yesterday 16. Helter Skelter 17. Golden Slumbers - Carry That Weight - The End DISC THREE SOUNDCHECK 01. Equipments Checking 02. Attention & Enjoy The Show! 03. Paul’s Appearance & Greeting 04. Honey Hush 05. Blue Suede Shoes 06. Magical Mystery Tour 07. Junior's Farm 08. C Moon 09. Let 'Em In 10. San Fransico Bay Blues 11. Every Night 12. Midnight Special 13. Ram On 14. Big Barn Bed 15. Bluebird 16. Queenie Eye 17. Lady Madonna 18. Paul’s Greeting