ポールのジャパンツアー2015の最終公演にして、49年ぶりのステージとして話題沸騰した4月28日の日本武道館公演。全てのロックファンの夢が現実のものとなった奇跡の夜を、最高クラスの極上オーディエンス録音で完全収録。既にネット、ブートレッグ問わず、数々の音源が出回り、この「奇跡の夜」の追体験には事欠かない、予想通りの恵まれた状況になっては来ていますが、この新音源も間違いなくマニア注目必至の必聴・必携盤と断言させていただきます。本盤も録音席はスタンド一階席に西側J列。「それじゃ遠くてダメじゃん」と思った方、それは間違いです!何せ録音者は名うてのテーパーさんで機材マイクもショップスMK4と最高クラス。楽音の程良い距離感と場内の熱気が最良の形でブレンドした、それはもうファンにとっては桃源郷のようなサウンドなのです。開演前のBGMも40分も収録。この空気感・高揚感をそれはもう素晴らしい音の雰囲気で記録しており、このパートを聴くだけでファンは思わず涙ぐんでしまうのではないでしょうか。7月に武道館公演はテレビ放送されるわけですが、こういった臨場感・熱気は、絶対にライン録音では再現できない抜群のリアリティ。「特別な場所にいる感動」「特別なことが起こる興奮」、こういった生々しい空気感を、最高級のマイクで録り切った本盤は、まちがいなく、本年度最高のドキュメント・タイトルと断言させていただきます。一曲目のCan't Buy Me Love の異次元空間的盛り上がりに、頭からノックアウトされること間違いなし。音像は乱れることなく揺れることなく、最後までこのクオリティをキープしています。どちらも、名うてのテーパーがステージからやや離れた席から、それぞれ最高クラスの機材で録音したもの。達人は、どんな位置でも魅力的な録音を実現してくれるもの。それを具象化したのが本作です。耳に喧しいイコライズとは完全無縁の最高のドキュメント。楽音も歓声もそれぞれにラウドですが、全然気にならないこれぞ極上実況録音盤。日本洋楽史に燦然と輝くであろう「ポール・マッカートニーat武道館」。その最良のドキュメントを今宵、じっくりとお楽しみ下さい。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 28th April 2015 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (79:59) 1. Pre Show Music 2. Intro 3. Can't Buy Me Love 4. Save Us 5. All My Loving 6. One After 909 7. Let Me Roll It 8. Paperback Writer 9. My Valentine 10. Nineteen Hundred And Eighty-Five 11. Maybe I'm Amazed 12. I've Just Seen A Face Disc 2 (79:57) 1. Another Day 2. Dance Tonight 3. We Can Work It Out 4. And I Love Her 5. Blackbird 6. New 7. Lady Madonna 8. Another Girl 9. Got To Get You Into My Life 10. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 11. Ob-La-Di, Ob-La-Da 12. Back In The U.S.S.R. 13. Let It Be 14. Live And Let Die 15. Hey Jude 16. Yesterday 17. Birthday 18. Golden Slumbers 19. Carry That Weight 20. The End