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今回同時にリリースが実現する最新ヨーロッパツアーはローマ公演から一週間後に行われた6月28日のウェルフテル公演です。これもまたローマ公演同様に、ネットダウンロードサイトでお馴染みのマスターをより聴きやすくイコライズしたものですが、本盤の音質は期待を裏切りません！見事なクリアネスとオンな音像は圧巻の一言。それでいて非常に繊細な質感はチューリッヒやウィーンとはまた違った極上音質の魅力と言えるでしょう。 そんな高音質を誇るだけでなく、この日も演奏は絶好調。ツアーの終盤ともなればその疾走感は揺るぎないほどですが、それでいて飛ばしすぎるような調子とも違う盤石の演奏です。例えばパリでは落ち着きがないようにも映った「Wild Horses」などは本来あるべき調子を取り戻して演奏されているのです。しかしそんな盤石の演奏を聴かせるウェルフテルのライブで特別な意味を持った場面が登場します。ストーンズのメンバーが敬愛したアーティスト、ボビー・ウーマックが前日に亡くなった（ミックもMCで触れています）ことを受け、リクエスト・コーナーでは彼のカバーでストーンズ初期の代表曲でもある「It's All Over Now」が演奏されました。2012年の活動再開から何度か演奏されていた曲ではありますが、そのような事情もあってか今まで以上に初期ストーンズのグルーブを蘇らせた演奏が実に感動的。1994年や95年のようなシャープなバンド演奏よりも、これこそストーンズ本来のテイストを感じさせるバージョンはこの日最高の場面でした。またツアーが終盤を迎えたということもあってか、ヨーロッパから復活を遂げたキースの「Can't Be Seen」がラフながらもまとまりを見せ始めました（笑）。何というか、相変わらずドタバタした演奏なのですが、それでもブレずにキースが力強く歌い通してみせたという点がツアー序盤から進化した点でしょう。それにこの日の「Midnight Rambler」がまたローマとはまったく違った展開を見せており、今回はミックがバンドと観客をグイグイ引っぱってみせました。そんな中で迎えたエンディングにおけるミック・テイラーの弾きまくりが生々しいまでのリアルさで捉えているのがこの音源の大きな魅力です。それをも凌ぐのが「Miss You」におけるダリル・ジョーンズのベース・ソロ。そのぶっといベース・サウンドの迫力を是非味わってみてください。それ以降もオンな音像ならではのリアルな質感や迫力は本当に息を呑むばかり。「Start Me Up」のギター・ソロでロニーがいつも以上にダーティな弾きまくりを聴かせ、アンコール「You Can't Always Get What You Want」に至ってはバンドの演奏が目の前に迫ってくるのではと錯覚しそうなほどです。そんな素晴らしい極上音源です、そこにリマスターを加えただけにとどまらず、これまでのヨーロッパツアー・タイトルとはまた一味違ったクリアネスをじっくりとお楽しみください！ Live at TW Classic Festivalpark, Werchter, Belgium 28th June 2014 PERFECT SOUND Disc 1 (71:48) 1. Intro. 2. Jumping Jack Flash 3. You Got Me Rocking 4. It's Only Rock'n Roll 5. Tumbling Dice 6. Wild Horses 7. Doom And Gloom 8. It's All Over Now 9. Out Of Control 10. Honky Tonk Women 11. Band Introductions 12. You Got The Silver 13. Can't Be Seen 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor) Disc 2 (54:52) 1. Miss You 2. Gimme Shelter 3. Start Me Up 4. Sympathy For The Devil 5. Brown Sugar 6. You Can’t Always Get What You Want (with Dekoor Close-Harmony) 7. Satisfaction (with Mick Taylor)

拡大表示	Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Belgium 2014 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる