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Eric Clapton,Steve Winwood エリック・クラプトン/Hiroshima,Japan 2011

ツアー中盤となりバンドもかなり手馴れた雰囲気の中で、ショーはこの日も”Had to Cry Today”からスタート。その後J.Jケイル・ナンバーが続き、”After Midnight”ではウィンウッドがハモンドB3へ移動。その後はトラフィックの”Glad”はオリジナルではサックスで演奏されていたラインをクラプトンのソロで再現。そしてバディ・ホリーの”Well All Right”、マディの”Hoochie Coochie Man”と、2人のルーツと言えるカヴァーもはさみ、ウィンウッドが半ば封印してきた80年代の名曲”While You See a Chance”はクラプトンのギターを得たことで新たな曲として生まれ変わった感もあり、今回聞きどころのひとつ。そして”Pearly Queen”と日替わりでセットインする位置には、この夜は”Midland Maniac”が。さらに中盤、ハモンドの前に座ったウィンウッドが情感を込めて歌いはじめた”Georgia on My Mind”は、アメリカではウィンウッドの弾き語りだったが、日本ではバンド演奏で、クラプトンは渋いソロを披露。その後のアコースティック・セットでは、日本で初めてプレイされすっかりアコースティック・ヴァージョンで定着した”Wonderful Tonight”に続き、名曲”Can't Find My Way Home”も素晴らしいアコースティック・アレンジで。そして再びクラプトンはストラトを手にし、ウィンウッドはハモンドへ戻り、オリジナルを忠実なアレンジによる”Gimme Some Lovin'”からバンド・スタイルで終盤へ。そしてこちらも話題となった20分に及ぶ”Voodoo Chile”で会場はヒートアップし、強烈なソロを弾きまくりのクラプトンはアンプを激しくフィードバックさせ、ジミへのトリビュートを締めくくり。そしてこの日はアンコールが入れ替えられ、ウインウッドの”Dear Mr.Fantasy”で本編を締めて、アンコールで再度ツイン・ギターによる”Cocaine”を披露。ツアー後半に向けての広島公演を、ベスト・クオリティーでここに。

Eric Clapton,Steve Winwood エリック・クラプトン/Hiroshima,Japan 2011

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