1988年、デビュー25周年記念セレブレート・ツアーの一環で行われた日本ツアー3日目、11月4日の武道館公演を極上レベルの高音質オーディエンス録音で約2時間20分に渡って完全収録。過去にMPレーベルより「Dreamer's Ball」というタイトルでリリースされていたテイクのマスターテープをリマスター。音像を整え、原音に影響が出ない程度にヒスノイズを軽減、若干、荒れ気味だった既発を上回る、クリアーで優れたサウンドを実現しています。このツアーではダイアー・ストレイツからマーク・ノップラーとアラン・クラークが、更には日本ツアーのみのスペシャルゲストとして、1974年以来14年ぶりの来日となったエルトン・ジョンが参加しており、パーカッションのレイ・クーパーも加わり、大所帯によるゴージャス極まりないライブショウが展開されました。しかも、この日は、たまたま自身のツアーで来日していたスティングがMoney For Nothingで飛び入り参加し、独特のボーカル・パフォーマンスでライブを大いに盛り上げます。やや入力過多と感じる部分もありますが、クラプトンのギターは勿論、ドラム・キーボードなどがクリアーかつメリハリのあるサウンドで収録されており、音の分離感も十分にあり、全体の聴き応えは満点です。アンコールではクラプトンとエルトンの共演が用意され、日本洋楽史上に残る豪華な演奏が繰り広げられました。鮮度抜群のクリアーなサウンドで収録された、1988年武道館公演の決定版タイトルが登場です。