1982年、カーマイン・アピス、エリック・カルメン、トム・ピーターソン、リック・デリンジャー、デュアン・ヒッチングスによる「ロック・スーパー・セッション VOL.1」公演は、日本でのみ5回(東京、名古屋、大阪2公演、福岡)開催された中、本盤は初日となる3月4日武道館公演を、マスター・クオリティー、オーディエンス・レコーディングにて1時間42分に渡りコンプリート収録。セッション・ジャム演奏ではなく、中間でインストで演奏されたPaint It Blackを除けば、それぞれのミュージシャンが各人の持ち歌を数曲づつ歌うというもので、まさにこのツアーならではの選曲とオリジナルなセット。その模様をオリジナル・マスター・カセットをダイレクトに使用し、当時の武道館公演としては異例なほどのクリアーでリアルな高音質で収録しており、しかもこの日のライブは公演3ヶ月後にFMでラジオ放送されたものの、オンエアーされなかったチープトリックのAin't That A Shame、カーマイン・アピスのHollywood Heartbeatも収録された完全版。そしてパワフルな演奏はどの曲も聴き応え十分で、多彩な演奏内容ですが、演奏の流れが分断されるということなく、各メンバーの放つ素晴らしいパフォーマンスをたっぷりと堪能できるというもの。