ベックの1975年USAツアーの中でもこの日の音源が一番聞きたっかた!』と言うコレクターの方は多いのではないでしょうか?オーディエンス・レコーディングですが、ほぼ全編完全収録となっております。1曲目が始まってすぐ、録音レヴェルが下がってツンのめりますが、御心配無く!その後は安定した音質で最後までお楽しみいただけます。『1975年は、ボストン公演持ってるからなぁ』と敬遠される方もいらっしゃるかも知れません。確かにボストン公演の"LOST MISTRAL TAPE"は音質最高でした。それに比べるとこちらは、歪みっぽい音で極上とは言えません。しかし、演奏が違います!危なげの無い優等生的なプレイだったボストン公演に比べてコチラは烈しくブッぱなしてます!何か悪いものを喰ってんのかバックの連中のノリも半端じゃないです。バシバシ決まるドラムス、ベースのブっ飛び具合を聞いているだけで楽しいです。勿論、ジェフのギターもゴリゴリ前へ押し出してきます。そして極めつけは25分に及ぶジョン・マクラグリンとのギター・バトルが堪能出来るアンコールの”GOTTHE FEELING"。過去にコンビ盤でこの曲のみBOOT化されていたのでお持ちの方も多いかと思います。ところが、こちらはマスター・ジェネレーション・テープ使用で、格段のアップ・グレードを実現しています。(既発盤同様、音切れ箇所があるのが残念ですが)。超絶テクの裏に、ミスあり、お遊びありのジェフ・マニアの必聴ライヴ!