2010年感動の来日公演終了後、すぐさま開始されたUSツアーからサウンドボード・ライブを含めた3公演をコンパイル。まずDisc:1にはアメリカのクラシック・ロック専門FM局の「KLOS」が主催したウェブキャストによる、4月22日ロスのグラミー・シアターで行われたライブを、オンエアー・マスターよりオフィシャル・クオリティー、サウンドボードにて収録。配信ソースとは違いFMオンエアー・マスターからの収録ゆえ、音質はベスト・クオリティー。小会場でのスペシャル・ギグゆえに全8曲、1時間ほどのショート・セットではあるものの、とにかくジャパン・ツアーから間もない演奏を、サウンドボードで聴けるのは嬉しいかぎり。また終盤では「KLOS」のパーソナリティとのQ&A的なインタビューも収録されており、ベックはコロナ・ビールを飲みながらリラックスして話しており、メンバーを紹介する時には、ジェイソンを「ジャズ・ピアニストなんだ」と持ち上げ、軽くピアノを弾かせたり和やかな雰囲気も。そしてジャッジーな”People Get Ready”で終演。さらにDisc:2以降には、2公演目となる4月17日のLA公演、5公演目のダラス公演を、いずれもDATマスターからのデジタル・ハイクオリティー・オーディエンスにてコンプリート収録。どちらもフロント・ローからの安定した臨場感バツグンの音質で、セット・リストは同様であるものの、両公演共にストリング・セクションが参加したステージで、「Emotion & Commotion」の流麗かつエモーショナルなサウンドを再現。サウンドボード・ソースも含めた2010年ツアー序盤の名演を集約した必聴アイテム。