7月26日ベン・キース没。"ハーヴェスト"での牧歌的なスライド・ギター。 "トゥナイト・ザ・ナイト"での死者を代弁する激しいサウンド。 いつもニール・ヤングの傍らでひっそりと、しかし楽曲の要となるサウンドを担っていたじゃあないか。 2000年レッド・ロックスにおけるライヴでは、ニールに「彼の車を借りたり、俺の車を貸してやったり、そんな古い友人である・・・」と紹介されていた。 近年では珍しく、ニールのギターを持って、立ってリズム・ギターを弾いたりもしていた。(長身のベンが猫背気味に弾いている姿はオフィシャルDVD"RED ROCKS LIVE"などで観る事が出来ます。) なんとも残念で。翌日に当たるこの日、ニール・ヤングは"オールド・マン"を歌いだす前に『70年代からの古い友人である、偉大なるミュージシャン、ベン・キースに。』という短い追悼メッセージを残している。終演後の会場に流れる"グリーンスリーヴス"のスライド・ギターがなんとも切ない。ベン・キース、安らかに。