1993年12月に行われた「The Battle Rages On」に伴うジャパン・ツアーより、ツアー2日目の大阪城ホール公演を、マスター・クオリティー・オーディエンス・レコーディングにてコンプリート収録。既発盤とは別マスターで、安定感抜群、演奏中の歓声も殆ど無く、理想的な高音質でライブの全貌を収めており、既発ではディスクで分断されていた、中盤で披露されたChild In TimeからAnyaへの劇的なメドレー演奏もノーカット。脱退したリッチーに代わり、急遽ツアー参加となったジョー・サトリアーニをフィーチャーした時期の唯一の来日公演で、安定感抜群の高度なプレイを披露するサトリアーニのプレイはやはり聴き応え満点。またバンドも、9月から11月にかけてヨーロッパで大規模なツアーを行ってきただけあり、終始まとまりのある高品質な演奏を披露。特にSpace Truckin'の見事なオルガン・バッキング、Woman From Tokyo後半のピアノソロ、Paint It Black後のオルガンソロに代表されるような、生き生きとしたジョン・ロードのプレイは要チェック。また同アルバムからのRamshackle Man、A Twist In The Tale、Anya、The Battle Rages Onの4曲はライブ栄えのする曲で、どれもパープル・クラシックに負けない存在感を放っており、他にもMaybe I'm A Leo、Pictures Of Home、Anyone's Daughter、Paint It Blackといったナンバーは本ツアーの聴き所。