1981年4月下旬からスタートした「Blizzard Of Ozz Tour」USレグより、貴重なライブ音源をいずれもネット等で流出したテーパー所有のオリジナル・オーディエンス・マスターより、過去最高のベスト・クオリティーにてカップリング収録。まずDisc:1には6月27日カリフォルニア、ロングビーチ・アリーナ公演を、既流出とは別モノと云えるハイクオリティー・レベルでコンプリート収録。マスター・ジェネレーションのテープを使用しているので、これまで気になったヒスノイズやスクラッチ音もほぼ皆無でランディのギターは超クリアーなうえ、全体のバランスも良好。また前年のUKツアー後、新たにルディ・サーゾとトミー・アルドリッチが加入したことで、さらにタイトでヘヴィなリズムセクションは、バンドの本格的な絶頂期を演出。そしてランディの驚異的なソロやオブリガード・プレイは随所でフューチャーされており、このあたりはファンも一番の聞きどころ。さらにDisc:2には、このちょうど1ヶ月後となる7月27日カナダ、トロント公演を、こちらもファースト・ジェネレーション・マスターよりほぼコンプリート収録。FMオンエアー音源として知られる有名な翌日のモントリオール公演前日だけに、メンバーの気合も充分。特にオジーのヴォーカルが絶好調で、前年や後期サバスとは比較にならないほど声も良く出ており、ラストまでダレることなくカンペキなパフォーマンスを披露。どちらもランディ在籍時のオーディエンス音源としてはトップクラスの超オススメ・アイテム。