Name: Toto トト/Hyogo,Japan 2016 Upgrade
SKU: CD-N01637
Price: 1940 JPY
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Toto トト/Hyogo,Japan 2016 Upgrade

列島を駆け抜けていった“TOTO XIV JAPAN TOUR 2016”。その中でも、もっとも感動的だった「2016年３月12日・尼崎公演」のメモリアル・アルバムが登場です。今回の来日公演からは、今週リリースで４作のライヴアルバムが並ぶことになりますが、なぜ本作がもっとも感動的なのか。気になるポイントの前に、まずは本作のポジションを確認してみましょう。・３月３日：仙台サンプラザホール・３月４日：パシフィコ横浜→『YOKOHAMA 2016』・３月７日：日本武道館 →『BUDOKAN 2016』・３月９日：Zepp FUKUOKA ・３月10日：広島上野学園ホール・３月12日：兵庫あましんアルカイックホール→【本作】・３月14日：大阪フェスティバルホール→『OSAKA 2016』・３月15日：名古屋市公会堂このように、今回の来日公演は全８公演。北は仙台から南は福岡まで、約２週間で列島を縦断するスケジュールでした。その中で、本作の尼崎公演は６回目にあたる追加公演でした。そして、その尼崎まで足を運んで録音したのは、お馴染み“西日本最強テーパー氏”。西日本のあらゆるライヴ・スペースのスウィート・スポットを熟知すると言われる名匠ですが、その噂を裏付けるかのように尼崎からも素晴らしい録音を届けてくださいました。実際、本作のクオリティは非常に見事。10列目付近のステージ中央から録音されたそうですが、左右均等に降るような楽音が美しく、身体を包み込むような抱擁感が素晴らしい。ＰＡ真ん前というわけではないので『YOKOHAMA 2016』『BUDOKAN 2016』のような激烈なダイレクト感とは違うものの、それは両作が異常なだけであって、本作も通常「オーディエンス録音」と聞いてイメージするサウンドの次元に収まらないクリアさ。こうしたポジションですと低音が薄くなってしまいがちなのですが、そこは名匠。低音に強いマイクを使用し、バッチリ素晴らしいバランスに仕上げた。当日のＰＡがヴォーカルよりも楽器群を強く出力していたこともあり、抱擁感がTOTOミュージックのポップで人懐こいイメージを増強しながらも、タフなサウンドが“ロックバンド、TOTO”のハードな面も伝えてくれる熱いライヴアルバムになっているのです。さて、やっと気になるポイントに入りましょう。本作が日本公演でもっとも感動的なのは、熱いサウンドのせいだけではなく、演奏そのものが熱いのです。開演直後からいつになく力の入った演奏が繰り広げられますが、その理由が明らかになるのはショウの中盤。「Pamela」の前のMCでした。そこでマイクを執ったスティーヴ・ポーカロは、実に６分間にもわたって長く長く語り出すのです。その内容は、去ってしまった仲間たちについて。ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ………そして、キース・エマーソン。キースが自ら命を絶ち、その遺体が発見されたのは３月11日未明。このライヴが行われたのは、衝撃の訃報に世界中が震撼している真っ最中だったのです。キースを初めて見たときの受けた衝撃、その瞬間を「人生が変わった」「自分の進むべき道が決まった」と振り返るスティーヴ。この日、この会場に足を運んだ人たちの中には、訃報に打ちのめされていた方もいらっしゃるでしょうが、それはTOTOも同じだった。いつもはクールなスティーヴも、この日は激しいアクションを交えての熱演だったそうです。本作には音楽しかありませんが、その姿が浮かぶほどに熱い。さらに、デヴィッド・ペイチもソロタイムでキースへの想いを口にする。普段はユーモラスな彼が戯けもせずに真剣に語り、ピアノを弾き、歌う。単にお悔やみを述べるのではなく、その言葉から、演奏から想いの丈が溢れ出す。この日のライヴがやけに胸に迫るのは、１音１音にキースへの感謝と想いがたっぷりと詰め込まれていたからなのです。（余談ですが、スティーヴが衝撃を受けたというEMERSON, LAKE & PALMERのコンサートは「1971年７月19日ハリウッド公演」。オーディエンス・アルバム『DEFINITIVE HOLLYWOOD BOWL 1971』で触れることができます。当時13歳だったステーヴや17歳のペイチ達ともに客席からご体験されたい方は、どうぞお試しください）キース・エマーソンに捧げられたとは言え、そこはやはりTOTO。テクニカルであっても人懐こく、ポップで爽やかなメロディが舞う。突然の哀しみと戸惑いを熱演に変え、それに応える観客たちの歌声も爽やかで心洗われるようなパフォーマンス。その想いをしっかりと語ったからこそ、観客とも心が通じ合い、互いに高め合っていく。ライヴが単なる生演奏ではなく、観客と共に創り上げていくものなのがハッキリと分かるライヴアルバムです。キースを失った悲しさより、出逢えことの喜びで捧げるような感動の１本。彼らの想いの丈が弾ける２枚組、ぜひあなたもご体験ください。 Live at Amashin Archaic Hall, Amagasaki, Japan 12th March 2016 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (61:26) 1. Introduction 2. Running Out of Time 3. I'll Supply The Love 4. Burn 5. Stranger In Town 6. I Won't Hold You Back 7. Hold The Line 8. Georgy Porgy 9. Afraid Of Love 10. Bend 11. Steve Porcaro MC (Tribute to Keith Emerson) 12. Pamela Disc 2 (73:02) 1. David Paich Piano Solo 2. David Paich MC (Further memories of Keith Emerson) 3. Great Expectations 4. Without Your Love 5. Bridge of Sighs / Steve Lukather Solo 6. Holy War 7. The Road Goes On 8. Orphan 9. Rossana 10. On the Run / Goodbye Elenore 11. Africa Steve Lukather - guitars, vocals, keyboards David Paich - keyboards, vocals Steve Porcaro - keyboards, synthesizers, vocals Joseph Williams - vocals Leland Sklar - bass Shannon Forrest - drums, percussion Mabvuto Carpenter - vocals, percussion Jenny Douglas-Foote - vocals, percussion Lenny Castro - percussion, backing vocals