1995年「MAGNUM OPUS」に伴う日本ツアーより、初日9月8日、鹿児島市民文化ホール公演と、9月9日、福岡で行われた九州厚生年金会館公演をどちらも完全収録。まずディスク1&2に収録された鹿児島公演は、過去にPower Gateからリリースされていた極上ステレオ・ライン録音ですが、本盤は新たにマスターテープからリマスターを行い、より素晴らしい音質でこのファン必聴のサウンドボード録音テイクを堪能することができます。既発で目立っていたヒスノイズを原音に影響が出ない程度に軽減し、全体の音像も最良の状態に整えました。2箇所カットのあったSeventh Signも繋がっており、オフィシャルリリースも可能な程のハイ・クオリティな一枚に仕上がっています。全ての楽音がウルトラクリアーに収録されていますが、特にイングヴェイのギターソロが抜群のサウンドで収録されており、息を呑む超速弾きプレイの連続にファンは大満足間違いありません。既発同様にBlack Star以降は未収ですが、完璧なレベルのライン録音でツアー初日を捉えた決定版タイトルのアップグレード版としてファンは間違いなく必聴です。ディスク3&4には、翌日の福岡公演をトレーダー間でも一切出回っているオリジナル・マスターより完全収録したファン必聴のテイクを収録。冒頭、若干音像が定まらず、部分的にオーヴァーロード気味だったりもしますが、オープニングのVengeanceの途中から問題が改善され、以降は、安定感抜群のクリアーなサウンドでショウの全貌を堪能することができます。音にパンチと深みがあり、サウンドボード録音とはまた違った重厚な音像で聴けるこの時期のイングヴェイの充実のライブは、全てのファン必聴です。この日はI Can't Wait の前にドラマチックなインストナンバーAmberdawn/Brothersを演奏しています。ディスク2はBlack Starで録音が終了してしまいますが、本盤は「Seventh Sign」収録のHair TriggerとアンコールラストI'll See The Light, Tonightまで完全収録。この時期のボーカルはマイク・ヴェセーラが務めており、伸びやかで安定したボーカル・パフォーマンスを聴かせてくれます。マイクの参加した「Seventh Sign」と「Magnum Opus」ナンバーをフィーチャーした、この時期ならではのセットは素晴らしく、聴き応え満点です。バリー・スパークスのテクニカルなベースソロ、パワフルなドラミングで聴き手を圧倒するシェーン・ガーラスのプレイも最高です。1995年日本ツアー初頭の2日間を最高レベルのライン録音と高品質オーディエンス録音で捉えたファン必聴盤が登場です。