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Dream Theater ドリーム・シアター/Osaka,Japan 2014

バンド史上初めてセルフタイトルを冠したドリーム・シアターの最新アルバムに伴うツアーより「An Evening with Dream Theater」と題され3時間を超える彼らの来日公演史上最も濃密なライブとなった今回のジャパンツアーより10月22日グランキューブ大阪(大阪国際会議場 メインホール)でのライブを正真正銘の最前列より超高音質オーディエンス録音により完全収録。壮大かつ圧巻のステージを堪能出来る完璧なタイトルの登場です。録音者はお馴染み「西日本最強テーパー」氏。本盤もまた流石!と思わせる怒涛の最高音質で大評判となった最新ツアーからの大阪ショウを再現してくれます。その3時間を超えるライブは第1部、15分の休憩、第2部、アンコールという形でそれぞれに意味・意図がある内容で構成されています。第1部は最新作「DREAM THEATER」からの曲と過去曲で構成されています。最新作でも序章として使われたオープニングSE「False Awakening Suite」からスタート。今回のライブではステージ後方に配されたスクリーンを各曲により効果的に使っており、このイントロSEでは全作品のジャケットを物語的に繋げた興味深い映像を映し出していました。このイントロが終了すると間髪いれずにアルバム通りの流れで最新作よりバンド史上最も攻撃的な曲となった「The Enemy Inside」へ突入。開始直後から一糸乱れぬ完璧な演奏を聞かせます。その完璧な演奏が最前列録音ゆえ凄まじい圧で迫ってきます。各楽器の分離も完璧で前方ゆえ生音も含んだふくよかな音(特にギターとドラムの生々しさは特筆すべき)はこれから3時間に及ぶライブはどんな内容になるのか、この音であの楽曲はどういう風に聞けるのかと期待しながら聞き進めれるはずです。最前列ゆえにボーカルの抜けが各楽器に比べ序盤は弱いですがPAが安定してくるのか次第に解消されます。「The Enemy Inside」での最後のロングトーンでのシャウトを聞く限りこの日のジェイムズ・ラブリエの調子も最高であることが分かります。その後も最新作の曲と過去の曲を交互に配するような形で進みます。過去の曲はいずれも10分超の大曲ばかり演奏され、曲数は少ないながら第1部だけで80分を超えています。過去の曲の断片を巧みに並べて再構築した「The Shattered Fortress」とPINK FLOYD的な深遠な世界を描いた「Trial Of Tears」は彼らの楽曲でも特に複雑かつ難解な楽曲であり、こういった楽曲を演奏できる現在のバンドの状態が最高であるということを物語っているようです。第1部は前作「A DRAMATIC TURN OF EVENTS」よりバンドの新たなアンセムとなった「Breaking All Illusions」で終了。 15分の休憩は最初の無音部分はカットしていますが、小ネタ映像が流れる部分から収録しています。音だけでは分かりませんが世界各国のカバーバンドの映像(笑えるものもあり)、メンバーが登場する架空のCMなどが流れ休憩中もオーディエンスを飽きさせないバンドの姿勢が伝わってきます。第2部は2014年は傑作「AWAKE」の発表20周年に当たっている事から、そのアルバム後半の「The Mirror」からラストトラック「Space-Dye Vest」までほぼノンストップで再現したものが主なショウ構成となっています。この部分ではアルバム発表から20年間におけるバンドの進化・深化を味わえ、20年前の曲が持っていた元々の意味を探り、改めて問い質すかの様な演奏になっている点が最大の聴きどころです。1995年のジャパンツアーの演奏と聞き比べても当時演奏された楽曲と現在の演奏では質感が全く違っており、特に「AWAKE」の内容に賛否両論を巻き起こすことになったといえる楽曲「Scarred」と「Space-Dye Vest」での表現の美しさ、深遠さは特筆すべきところです。「Scarred」は年月を重ねて音楽的ボキャブラリーが増えたことを伺わせる演奏となっており、ここでは深くえぐる様な歌唱表現の奥行きと、様々なものに訴える響きを流麗に出す演奏力の対比が音楽をより大きなものに変えている事を強くお感じになるでしょう。「Space-Dye Vest」も同様で、曲が持つ重苦しい表現描写を本作は冷静に見つめ直すかの様な音像で迫っていて、オリジナルにかなり忠実な演奏でありながらも微妙に異なる音楽的な呼吸の差を見事に捉えています。第2部最後は最新作から22分に及ぶ現在のバンドの全てが詰まった大曲「Illumination Theory」を披露。高度な演奏テクニックとともにさまざまに展開や曲想を変えながらショーエンドまでにピークを作り出すこの楽曲の演奏は圧巻です。素晴らしい高揚感を伴ったままアンコールに突入します。アンコールは1999年の名作「METROPOLIS PART.2: SCENES FROM A MEMORY」の核になる曲を中心に約27分に渡り演奏されます。悲劇的なストーリーをドラマチックに表現した名作の世界を効果的な映像を用いダイジェストながら再現されます。この作品から15周年という意味があったのかは分かりませんが最高傑作とされるこのアルバムからの選曲により第2部でピークを迎えたと思われた今回のライブをより高みに持っていき、終曲「Finally Free」で打ち震えるほどの感動を伝えます。素晴らしい余韻を持ったままアウトロの「Illumination Theory」で3時間を超える圧巻のライブは終了します。録音は前述の通り1階Aa列(最前列)のジョーダン・ルーデス側からです。最前列であっても耳障りなオーディエンスノイズ、拍手、歌声は皆無という奇跡的な環境で録り切っています。各楽器が入り乱れる複雑な演奏も細部まで聞きとれる高い解像度、完璧なバランスと終始安定したクリアかつ迫力のある音像でこの圧巻のライブを最後まで楽しめます。バンドの音楽的集大成とも言うべきアイデアを具現化した今回のツアーは、バンドの進化と深化を体現したと言えます。ロックの世界においてプログレッシブという言葉は形骸化していますが、このライブを聞くとドリーム・シアターこそが唯一プログレスし続けるバンドと言えるのではないでしょうか。 Osaka International Convention Center, Osaka, Japan 22nd October 2014 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (55:19) 1. Orchestral Intro : First Awakening Suite 2. The Enemy Inside 3. The Shattered Fortress 4. On The Backs Of Angels 5. The Looking Glass 6. Trial Of Tears Disc 2 (55:17) 1. Enigma Machine 2. Along For The Ride 3. Breaking All Illusions 4. Intermission 5. Intro 6. The Mirror/Lie 7. Lifting Shadows Off A Dream Disc 3 (71:15) 1. Scarred 2. Space-Dye Vest 3. Illumination Theory 4. Overture 1828 5. Strange Deja vu 6. The Dance Of Eternity 7. Finally Free 8. Outro : Illumination Theory James LaBrie - Lead Vocals John Petrucci - Guitar, Backing Vocals Jordan Rudess - Keyboards John Myung - Bass Mike Mangini ? Drums

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