BADツアーの決定版音源!伝説の1987年横浜スタジアムでのライブを、パーフェクトな状態の放送用マスターより24bitデジタル・リマスタリング収録した文字通りの最終決定版の登場です。マイケルにとってソロとしては初となった『BAD』を携えてのワールド・ツアー、1987年9月から1989年1月まで世界15カ国を股にかけておこなわれた大掛かりな興行は、出発の地に日本が選ばれたこともあり、ファンにとって特別な思い入れのあるものとなっています。本作は、その日本公演の中から、9/27に横浜スタジアムでおこなわれたライブを、初登場となる放送用ステレオ・サウンドボード・マスターに入魂のリマスタリングを施した最高傑作です。既に出回っているこの日の放送用ソースは、曲順が滅茶苦茶に入れ替えられており、「Things I Do For You」「Off The Wall」「She’s Out Of My Life」の3曲がモノラル収録、さらにはジャクソン5メドレーにおける「I’ll Be There」の前半3分がカットされているという致命的な欠陥を抱えていました。しかしながら、本作に用いられたマスターは正真正銘の完全ステレオ・サウンドボード・マスター、BADツアー・ファースト・レグの演奏曲を全曲完全な形でステレオ収録しており、音質に関しても、入念なリマスタリングが施されたこのままオフィシャル発売出来るレヴェルの極上音質へと磨き上げられています。演奏面に関しても(殊更の説明は不要と思いますが)本当に最高で、Jennifer Batten、Greg Phillinganes、Ricky Lawson等を擁するツワモノ揃いのバンドのタイトなグルーヴにのせてマイケルの“生”ヴォーカルを存分に楽しむことが出来るという優れもの、「Billie Jean」「I Just Can’t Loving You」におけるブレーク前のSheryl Crowのコーラスも聴き所といえるでしょう。 さらにボーナスとして、同BADツアーのセカンド・レグ、1988年6/5のオランダでのライブより、本編の横浜では演奏されなかった「Another Part Of Me」「Smooth Criminal」「Dirty Diana」「The Way You Make Me Feel」「Man In The Mirror」を追加収録。このボーナス5曲はオーディエンス録音であるため、本編の完璧な音質には及びませんが、非常に完成度の高いアルバム『BAD』収録の人気楽曲がセットインしたセカンド・レグの演奏は、ファンにとって興味の尽きない内容といえるでしょう。