RAINBOWの「RISING」リリースに伴う1976年ヨーロッパツアーより、10月13日のパリ公演を100分以上に渡り、高音質オーディエンス録 音で収録した「PARIS RISING」は、各種の既発を大きく上回る優良なサウンドから、前回のリリース時にも「通常リリースされて当然のクオリティ」と、ファンから大きな評価と支持を与えられました。その「PARIS RISING」が、是非聴きたいという皆さんのリクエストにお応えして再度リリース決定!本音源はヨーロッパのコレクター間でも特に名を知られた人物から特別に提供された、極上のオーディエンス・ソースを元にしています(その人物いわく「カ セット・マスターよりダイレクトにコピーされたもの。この公演に関して、これ以上の音質はあり得ない」というお墨付きのヴィンテージ音源です)。ライヴ前半はやや入力が強く、ノイジーな感触も感じられますが、音の鮮度や広がり感は素晴らしく、聴く者全てにマスター・クオリティを確信させるはず。 音のツヤと臨場感、さらに音圧と分離感のバランスも、36年前のオーディエンス録音としては理想的といえるレベル(もちろんピッチも正確)です。テープの経年劣化を(多少ではあるものの)感じる部分もありますが、高域も無理なくはっきりと出力されており、熱心なRAINBOWマニアならば繰り返し楽しめる録音だと断言します。ほとんど全てのライヴで神がかった名演の数々を繰り広げた'76年のRAINBOWライヴでも、この日はマニア間からも評価の高い演奏が実現した日。爆 発的な「Kill The King」でのオープニングから、情念溢れる「Mistreated」と、バンドの5人全員が一丸となった珠玉のパフォーマンスは聴き応え満点です! 特 にロニーのヴォーカルは絶好調の一言。魂をしぼり出すような「Mistreated」での絶唱や、めくるめくドラマを聴き手の中に描き出す 「Sixteenth Century Greensleeves」など、この日の大活躍ぶりは枚挙に暇がありません。ロニーの歌唱に触発されたかのように、リッチーもコントロールの効いた見事なソロを披露。コージーも二人に負けじとパワフルなドラミングを聴かせます。 ロニーとリッチー、そしてコージーの放つ演奏が見事に融合した「Catch The Rainbow」の圧倒的パフォーマンスには、どんなRAINBOWファンも魅了されてしまうでしょう!勢いづいたバンドのスポンテニアスなムードは、随所でこの日ならではのポジティブな演奏に結びついています。「Man On The Silver Mountain」のイントロではお約束の「Lazy」に続いて、リッチーが何と「Smoke On The Water」のリフも披露し、オーディエンスを沸騰させています。さらに「Stargazer」の曲紹介では、ロニーがリッチーのギターに合わせ、即興で 歌いながらイントロダクションを行います。また海外マニアの間でも論じられているとおり、この日の「Stargazer」イントロのキーボードソロはト ニー・カーレイのプレイが秀逸で、彼のアグレッシッヴなプレイがひときわ印象的です。ここも本作の大きな聴き所と言えるでしょう。約10分の大熱演となった「Stargazer」からは、間髪入れずリッチーの鋭いリフから「Still I'm Sad」がスタート! 同曲の中盤ではもちろんコージーのドラムソロも、安定した迫力あるサウンドで収録しています。 アンコールの「Do You Close Your Eyes」も当然ながら大迫力。イントロからギターの音色がリアルなのも嬉しく、ハイライトのギタークラッシュではキーボードソロの後ろで「ガシャーン!」という破壊音もダイナミックに響いてきます。オープニングから最後まで、太く厚いド迫力サウンドで収録された演奏とライヴ・ドキュメントは、RAINBOWマニアならずとも聴き逃せません。 Live at Porte de Pantin Pavilion, Paris, France 13th October 1976 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Disc 1 1. Over The Rainbow 2. Kill The King 3. Mistreated 4. Sixteenth Century Greensleeves 5. Catch The Rainbow 6. Guitar Intro. incl Lazy & Smoke On The Water 7. Man On The Silver Mountain 8. Blues 9. Vocal Improvisation 10. Man On The Silver Mountain(Reprise) Disc 2 1. Vocal Intro. 2. Keyboard Solo 3. Stargazer 4. Still I'm Sad 5. Keyboard Solo 6. Drum Solo 7. Still I'm Sad (Reprise) 8. Do You Close Your Eyes Ritchie Blackmore - Guitar Ronnie James Dio - Vocal Cozy Powell - Drums Jimmy Bain - Bass Tony Carey – Keyboards