1975年の2度目となる来日公演より、その初日となった1月26日渋谷公会堂でのライブを、当時としては良好なオーディエンス・レコーディングにて、115分にわたりほぼコンプリート収録。まず伝説と云われる前年の初来日後であり、名盤『IRISH TOUR ‘74』を引っさげての再来日ということで、大いに盛り上がった中、まずセットは『TATTOO』、『BLUEPRINT』そしてブルース・カバーという、『IRISH TOUR ‘74』を彷彿とさせるもの。特にカバーでは敬愛するマディ・ウォーターズの「I Wonder Who」、「Garbage Man」、さらに「I Don't Know Why」に至っては『THE LONDON SESSIONS』でマディ本人とロリーが共演したナンバーで、このあたりは要チェック。また他にもジュニア・ウェルズの「Messin With The Kid」、アコースティック・コーナーでのJ.B.ハットーの「Too Much Alcohol」やブラインド・ボーイ・フラーの「Pistol Slapper Blues」など、渋いナンバーがたっぷりと。そしてファンの熱狂ぶりもも聴きどころで、初来日は1974年のベスト・コンサートとも言われていただけに、会場の盛り上がりもすさまじく、「Tattoo'd Lady」のイントロが轟いての歓声などは鳥肌もの。 なお極めつけはラストの「Hands Off」で、熱狂した観客がステージに猛ダッシュし、凄まじい騒ぎとなったのは逸話にもなっており、そのシーンまで克明に捉えた、オールド・ブリティシュ・ファン必聴のメモリアル・アイテム。 Disc 1 : 1. Introduction 2. Messin With The Kid 3. Tattoo'd Lady 4. Garbage Man 5. Cradle Rock 6. I Don't Know Why 7. A Million Miles Away 8. Walk On Hot Coals Disc 2 : 1. I Wonder Who 2. Daughter Of The Everglades 3. Pistol Slapper Blues 4. Too Much Alcohol 5. Who's That Coming 6. Bullfrog Blues 7. Hands Off [Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 26th January 1975]