DEEP PURPLEの「THE HOUSE OF BLUELIGHT」リリースに伴う1987年イギリスツアーは、3月3日と4日のロンドン"ウェンブリー・アリーナ"2連続公演を目玉とし、バーミンガムNEC公演でも2連続公演が披露されました。3月8日に全5公演の日程が終了すると、バンドは4月からのアメリカツアーに向けて約1ヶ月のオフと準備期間に入ります。そのイギリスツアー終了直後の3月10日、リッチーは旧友ジャッキー・リントンがロンドン・フルハムの"キングス・ヘッド・パブ"で行ったライヴにフルスケールで客演し、イギリスのファンを驚かせました。本作はそのライヴを優れたオーディエンス録音で完全収録したもの。2001年の初登場時にマニアへセンセーショナルな話題を提供したのはもちろん、専門誌からも高い評価を与えられました。先日に完全限定で再入荷した際もあっという間に完売したほどで、ファンの皆さんからは「ぜひ再度のリリースを」と強いリクエストを頂きました。今回の特別リリースに際し、更にサウンドに磨きをかけ、やや時代を感じさせるモコモコ感を軽減させ、低かったピッチも初めて、正確に補正、本音源のベスト・ヴァージョンに仕上げてあります。ジャッキーは'72年から'73年にかけてSAVOY BROWNのフロントを務めたキャリアを持つブルース・シンガー(彼が加入する少し前のシンガーが、FLEETWOOD MACやBLACK SABBATHにも参加したデイヴ・ウォーカーです)。'80年代には自身のバンドを率いて活動し、M.S.Gがヘッドライナーを務めた'82年の"レディング・フェスティバル"にも出演していました。このライヴではロックンロールやブルースのスタンダード・ナンバーでセットを固めており、エリック・クラプトンなど超大物ミュージシャンのシークレット・ギグにも通じるような雰囲気を醸しています。洋楽ファンなら耳に馴染んだ曲の数々を、リッチーが彼らしいトーンでソロ・バッキングを執る様子は、聴いていて飽きる事がありません。25年前に録音されたクラブ(パブ)でのライヴとしては抜群と言える音質も魅力的。しっかりした明度に加えて演奏を間近に感じるダイレクト感、いかにもクラブといった密接なムードなど、ひとつの記録・録音としても上質なソースです。ギターの音色は特に明瞭で、ファンが気になるリッチーのプレイは全編に渡ってしっかりと確認できます。 この'87年当時、リッチーはすでにイアン・ギランとの確執を再燃させており、DEEP PURPLEでの活動にはストレスを抱えていたものと思われます。ここで聴ける伸びやかで楽しそうなプレイの数々は、まさにその"呪縛"から解き放たれたかのような素晴らしさ。ショウの立ち上がりこそやや大人しい印象ですが、ライヴが進むにつれてプレイは過熱していき、9分を越える「White Line」ではイントロから本領を発揮。淡々としたリズム進行の上で躍らせるメロディアスなギターには魅了されます。ジャッキーによる紹介を受けて演奏する「If You Wanna Get A Band Together, You Gotta Dig Rhythm & Blues」ほか、楽しく盛り上がる「Johnny B Good」や、ブルースの旨みがじゅわっと滲み出る「She's Good To Me」、元STATUS QUOのドラマーであるジョン・コクランを招き入れての「My Baby Don't Stand No Cheating」などは聴き応えたっぷりです。続く「Blackmore Blues」は大きな聴き所。リッチーの奏でるロング・ブルースは、全てのリッチー・ファン必聴の素晴らしさです。ライヴの後半ではジャッキーが「Smoke On The Water」のリフを口で真似て、リッチーに「演奏してくれよ」とばかりにリクエストします。しかしリッチーは「Woman From Tokyo」のリフで応酬。これには場内大受けで、いかにもイタズラ好きなリッチーらしい楽しいシーンも聴けます。リッチーはこれまで色々なアーティストやバンドのステージにゲスト参加し、彼以外の何者でもないギターを聴かせてくれましたが、ほとんどが1曲か2曲の「飛び入り参加」どまり。フルスケールのライヴで客演したのはこのスペシャル・ライブだけだと思われます。ライヴを通じて楽しくプレイするリッチーの朗らかなムードはファンにとっても大変印象深く、本作は熱心なリッチー・ファンなら絶対に聴き逃せない貴重な記録と言えるでしょう! Live at Kings Head Pub, Fulham, London 10th March 1987 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE) Disc 1 1. Introduction 2. Slow Rider 3. Ricky Rocket 4. White Line 5. Introduce Ritchie Blackmore 6. If You Wanna Get A Band Together, You Gotta Dig Rhythm & Blues 7. Tusla Time 8. Johnny B Good 9. She's Good To Me Disc 2 1. Introduce John Coghlan(Status Quo) 2. My Baby Don't Stand No Cheating 3. Blackmore Blues 4. Talkin' About You 5. Blue Suede Shoes 6. Amplifier Auction 7. Woman From Tokyo Riff 8. Trying To Get To You 9. Messin' The Blues Jackie Lynton - Vocals, Guitar Gordon Sellar - Bass Greg Wilson - Drums Graham White - Guitar Special Guest: Ritchie Blackmore - Guitar









