1989年ジョン・ゾーンが結成したアヴァン・ユニットで、メンバーはジョン・ゾーン(Alto Sax)、ビル・フリセル(Guitar)、ウェイン・ホーヴィッツ(Keyboards)、フレッド・フリス(Bass)、ジョーイ・バロン(Drums)の5人。そして同年リリースされたファースト・アルバム、レコーディング前のニッティング・ファクトリーでのライブ音源はオフィシャルでも過去リリースされていた中、その同時期となるライブ映像をここに集約。一部ネット流通しているライブ・パフォーマンスを71分にわたり4ステージ収録したもので、パートにより音声や映像クオリティーに多少のばらつきはあるものの、いずれもTVオンエアー・マスターなどからの、現存するベスト・クオリティー、プロショットにて。まず最初は89年5月13日ドイツでのジャズ・フェス出演時のもので、ラストは”Batman”。続いては11月1日フィンランドのこちらもジャズ・フェスからで中盤で繰り広げられる「007のテーマ」などはリラックスした雰囲気の中、メンバーが楽しんで演奏している姿が印象的。また本公演映像はオフィシャル・レベルの高画質にて。そして最後は10月19&20日、2日間行われたアムステルダム公演を収めており、こちらはよややクオリティーは劣るものの、ライブ・パフォーマンスは最高で、各々メンバーの高度なテクニカル・プレイが存分に。特に2日目のショーではパーカッション、ハープなども参加し、ヘンリー・マンシーニから始まり、エンニオ・モリコーネ、そしてラストは「007:ジェームス・ボンドのテーマ」と、ジョン・ゾーンならではの映画音楽世界を構築。さらに特筆すべきは、この時期アルバム等ではおなじみだったマイク・パットンはいずれの公演も参加しておらず、あの絶叫スクリーミングが無いため、スタジオ盤やオフィシャル・ライブなどと比較すれば5人の純粋なアンサンプルが楽しめ、フレッド・フリスをはじめ各々のメンバーの演奏も生気溢れる卓越したもの。テクニカル・フリー・ジャズが存分に味わえるジャズ・ファン以外も必見マスト・アイテム。









