これは2004年12月26日に起こった「スマトラ沖大地震による大津波」の被災者に寄せた支援イベント" TSUNAMI AID "の時の映像です。この時ロジャーとクラプトンは再び共演し、アコーステック・デュオによってフロイドの「Wish You Were Here」を演奏した訳ですが、これは何とその時のリハーサル映像なのです!! 収録・放映は年が明けた2005年1月15日にNBCスタジオで行われており、テレビ放送用の素材ですから収録はもちろんマルチカメラのプロショット超高画質映像となっています。また音声(音質)もステレオ・ライン録音ですから、極上のリアルサウンドでこの時のリハーサルの様子がお愉しみ戴けるディスクとなっています。収録時間は約19分と短めですが、実際の放送には乗らなかったリハの映像ですから、その興味深さは満点です。本番前の収録風景なので、冒頭部分ではスタジオ内のライティング・テストで照明の色が頻繁に変わったり、照明そのものが落とされたり、マルチカメラのチェックで複数台のカメラが映すショットに頻繁に切り替わるシーン等が頻繁に出てきますが、しかしそんな中でロジャーが指慣らしを兼ねて「Wish You Were Here」の幾つかのフレーズを試奏し、それにクラプトンが少し音を重ねてゆくというシーンが含まれていたり、まだテイク1演奏前の断片的なジャムであるにもかかわらずゾクゾクするギター・ハーモニーが生まれる様子が映っていて、序盤から目を離せないシーンが連発します。やがてテイク1が始まるとロジャーが何度か出だしをやり直すシーンを重ねながら「Wish You Were Here」がアコースティック・デュオで始まる訳ですが、驚くのはやはりクラプトンのアプローチで、出だしからしっかり彼の音になっている点です。ギルモアのアプローチを巧く残しながらもクラプトン特有の柔らかいあのタッチで絶妙に音程を揺らし、そして頻繁に音節を切りながら、他の誰でもない音色でこの曲が形作られてゆくマジックに誰もが釘付けになる筈です。終了後にロジャーが口笛を吹くシーンを入れているのもちょっとした見どころでしょう。 テイク2では再び導入部でロジャーがダメ出しをし、より慎重に、より丁寧に音楽を作る様子が印象的です。歌唱もテイク1以上に落ち着いたものとなり、クラプトンのフレーズもテイク1より雄弁に主張しながら音数がやや多めになっている点も興味深い変化です。またスタジオ収録のミックス調整の変化として、ギターソロ終了後から入る女性コーラス隊のボリュームがこのテイク2では上げられており、曲後半からは肉声のアタック感が増しているのも面白い変化です。終曲部のギターもテイク1とは違うアプローチをしており、よりクラプトンらしい印象を残しながら音楽がフッと消えてゆく様子は鳥肌モノです。テイク3は歌詞1番の途中までですが、ツイン・ギターのハーモニーが更に良く出たテイクなっていて、2つの個性ある音色で出る旋律の綴れ合いが特上の興奮を呼び覚まします。各テイクごとの曲間で、ロジャーが収録待ちの時間を持て余している様子を見兼ねたのか、クラプトンが和やかな会話でリラックスさせたり、ちょっとしたブルース調のジャムをロジャーに投げ掛けたりする様子が鑑賞出来るのも面白いところです。またテイク1と2でロジャーが導入部を何度かやり直す事で独特の緊張感が場に漂っていますが、しかしそこから溢れ出てくるのは紛れも無く天上の音色そのもので、ここまでの完成度を保ちながらそれぞれのテイクの違いがしっかり感じられる点は大きく特筆されるでしょう。この機会に是非、この珍しいリハーサル風景をプロショットのパーフェクトな画質とライン録音の極上音質でお楽しみ戴きたいと思います。通常観られない映像であるがゆえ、間違いなくあなたの音楽的な視野を広げ、好奇心を充たしてくれる一枚となっています! TSUNAMI AID: A CONCERT OF HOPE NBC Studio 15th Jauary 2005 PRO-SHOT 1. Soundcheck 2. Wish You Were Here #1(Intro only) 3. Wish You Were Here #2 4. Wish You Were Here #3(Intro only) 5. Wish You Were Here #4 6. Wish You Were Here #5 Roger Waters & Eric Clapton with Katie Kissoon, Carol Kenyon & P.P. Arnold PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 19min.









