ディランのデビュー30周年を記念したコンサートです。ジョニー・ウィンターが「このオッサンいったい幾つよ?」と首かしげるようなパンクな格好で登場したり(そしてまたこのギターがスゴイんだ)、改心前のオコナーが泣き出してしまうシーン、にもかかわらず何もなかったかのように平然と登場するニール・ヤング、奇妙な色のジャケットを着て、機械仕掛けのようなギターを弾く在りし日のジョージ・ハリソン、そして感動的なトム・ペティによるロジャー・マッギンのバッキング・・・本作のハイライトはなんと言っても、ロジャー・マッギン、トム・ぺティ、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、(なぜかとりではなく)ボブ・ディラン本人、そして最後にジョージ・ハリスンという順でヴォーカルが交替していくMy Back Pagesでしょう。息がピッタリあっていてあまりにも素晴しすぎる名演です。今後My Back Pagesでこの演奏を上回るものはもう出ないでしょう。豪華なゲストたちが次々に個性的なディランのカバーを繰り広げる本作は、ディランのカバー・アルバムとして五指に入るのではないでしょうか。最初にライク・ア・ローリング・ストーンで盛り上がり、テンションがまた高まります。個人的には、数多のI shall be releasedの中でこのライブでのChrissie Hyndeの演奏が一番気に入っています。Neil YoungのJust Like Tom Thumb's Bluesも絶品。ディラン単独の演奏では最後の北国の少女が宴の終わりにぴったりで実に渋い。メニューチャプター付きのプロフェショナル仕様で収録時間は231分となります









