DEEP PURPLEやEL&Pらが伝説的なパフォーマンスを繰り広げた事で名高い"カリフォルニア・ジャム"には、上記2バンドに続く位置づけでBLACK SABBATHも参加しており、約25万人とも言われる大観衆の前で演奏していました。この時の映像はアンコールの「Children Of The Grave」が公式ヒストリー・ビデオに採用された他、アメリカでTV放送された際にVTRで録画されたソースが存在しており、これらは昔から SABBATHファンの間では良く知られています。公式映像はさすがに鮮明で安定した映像だったものの、曲中にインタビューが被るように編集されており、 曲に集中する事が難しい内容でした。またVTR素材は曲数こそ多いものの映像は不安定で、ソースの種類によってはモノクロであったりと、純粋にライヴを楽 しむには難点がついて回る映像でした。ライヴの全長版を公式リリースしているPURPLEやEL&Pと比較したとき、SABBATHファンにとっ ては残念な状態が続いています。本作はその状況に一石を投じるであろうプロショット・ソース! 海外から特別に入手したこの映像は、公式ヒストリー映像並みにクリアかつ鮮明な画質で、 さらに既発以上に長い収録内容を誇っています。イントロで観られるオジーへのインタビュー(ここは公式ヒストリー・ビデオにも採用されています)に始ま り、「Killing Yourself To Live」・「War Pigs」・「Paranoid」と、これまで質の低い映像しか知られていなかったテイクが、全て素晴らしいカラー映像で収められているのです。本映像は1曲目の「Killing Yourself To Live」からいきなりの見どころ。会場の"オンタリオ・モーター・スピードウェイ"を埋め尽くした大観衆はスペクタクルと言う他ありません! ステージ の向かって右側にオジー、アイオミが中央というメンバーの立ち位置も'70年代のSABBATHらしさを感じますが、トレードマークであるヒゲを剃ってい るアイオミの姿にも'74年頃のバンドの特徴を感じます。続く「War Pigs」では曲想がビッグなオーディエンスの景観にフィットし、イントロから素晴らしい見応えです。さらに今までのサウンドボード音源でもあまり聴き取 れなかったギーザーのベースが明瞭に掴める点も本映像の長所。この「War Pigs」ではギーザーのベースが聴こえるのと聴こえないとでは大きな違いがあります。オジーのアクションに会場のファンが手を挙げて応えるエンディング 部分も壮観の一言です。「Paranoid」にアンコールの「Children Of The Grave」でもバンドは躍動感あるハイテンションなプレイを見せています。大舞台でも堂々とした存在感でヘヴィリフを積み重ねるアイオミ、さり気なく派 手なアクションを決めているギーザー、まるで格闘するように手数を叩き込んでいるビルのドラム、そして小刻みなジャンプを繰り返しては思い出したようにエ アギターを繰り出すオジーなど、メンバーそれぞれの姿も見逃せません。ステージ上の4人が無数の観客を相手に熱演を繰り広げる姿はSABBATHの絶頂期 を視覚的にも実感させます。本映像の最後にはヒストリービデオでも見られたオジーへのインタビューシーンが、短めではありますが収められています。取材を受けるオジーの背後を他の メンバーが通り過ぎていくのですが、アイオミは我関せずといった素振り、ギーザーとビルはカメラを気にしているなど、それぞれの反応にもメンバーの個性が 伺えて面白いです。全部で25分弱の収録内容は「まだまだ短い!」という気もしますが、本作はこれまで知られていたSABBATHの"カリフォルニア・ジャム"映像でも特 に優良なクオリティ! このまま発掘物として公式リリースされても違和感がないほどの映像は熱心なSABBATHマニアをも驚かせるでしょう。後期のライヴを最高の生々しさとクオリティで切り取った「SABBATH IN FRESNO」とともに、'70年代オリジナルSABBATHを代表する名ライヴをぜひお楽しみください。 Live at Ontario Motor Speedway, California, USA 6th April 1974 1. Intro/Interview 2. Killing Yourself to Live 3. War Pigs 4. Paranoid 5. Children of the Grave 6. Outro/Interview Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums









