本作は、1971年の日本ツアー中にバンドスタッフがプライベート撮影した8ミリフィルムの映像集です。ここに収められているのは、ツェッペリンのフィルム映像をアーカイヴしている「LedZepfilm」なる人物が2011年8月にyoutubeにアップしたもの。元々はすべてサイレント・フィルムでしたので、「929」のライヴ音声を全編に被せ、当時の雰囲気が伝わる全18分のヒストリー映像仕立てにしました。その後、これより長く質の高い映像も登場してはいるのですが、空港シーンのラストのように、ここでしか見れない映像も収録されています。本作の映像は3本。1本目は、着陸直前の飛行機から見た街並みや、空港に降り立ったバンドを捉えたもの。通路をご機嫌なムードで歩くピーター・グラントやジョン・ポールは初々しく、初めて降り立つ日本に胸躍らせる表情も初々しい映像です。2本目は、14分と比較的長めの映像。東京公演を終え、新幹線で移動するメンバーや関係者の様子、駅に降り立って観光するバンド御一行の姿が映し出されています。新幹線の車内でリラックスしているメンバーやピーター・グラント、リチャード・コール、フィル・カーソンら。これこそ、まだロック未開の地であった日本に衝撃を運んだ面々。その生の姿なのです。そして、駅を降りてからの観光シーンでは、無邪気な“ガイジン”の素顔がモロ出し。巨大な鳥居や社寺の石灯籠はまだ分かるものの、なんの変哲もない瓦屋根、街中をランニングする柔道部など、日本人にとってどうという事はない光景を次々ズームしていく。メンバーやスタッフが映るシーンは減りますが、その分、一行が夢中になって見ているもの、彼らの頭の中が映し出されるかのようです。3本目は広島で、恐らくホテル「HIROSIMA BRAND」の窓から風景を撮影したものでしょうか。こちらは1分17秒と短いのですが、これまた彼らの素直な興味が丸出しになっており、まったくもって“フツーのガイジン”と変わらないマインドが微笑ましい映像です。日本人にとってレッド・ツェッペリンの来訪が非日常の権化だったように、彼らにとって初の日本も異世界だった。ライヴ・アルバムの中で呼吸する彼らが何を楽しみ、何を思っていたのか。そんな内心にまで迫る傑作映像です。ツェッペリンを孤高の伝説から人間集団へと変え、ライヴにもひと味違ったリアリティを与えてくれる1本。生のライヴ記録を味付けする歴史的な調味料を、ぜひご賞味ください。 Various 8mm films from Japan Tour 1971 COLOUR NTSC Approx.18min.









