グラハム・ボネットとの世紀の来日もカウントダウン状態に入ったMICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCK。高まる期待に、まるで10代に戻ったような気分の方も多いと思いますが、そのマイケル・シェンカーの最新プロショットがプレスDVDで登場です! 本作は、今年「5月24日ゲルゼンキルヒェン」でのROCK HARD FESTIVAL出演の模様を収録したもので、ROCK PALASTで放送されたライヴ映像。この翌日にチェコで1公演こなした後、その次の予定がジャパンツアーですから、まさに来日間際ギリギリの彼らが確認できるのです!もちろん、マルチカメラの最新デジタル・プロショットですから、そのクオリティは一般発売のDVD作品とまったく劣らないパーフェクトな1作です。お馴染みの白黒Vのほか、赤黒Vや陰陽シンボルVも駆使するマイケルの姿も鮮やかで、腕の血管から弦の振動、相変わらず豪快にベンドするチョーキングまで超クリアに見えるズームもたっぷり。総てがあまりに完璧で、紹介するポイントに困るほどです。フェスティバル出演のため、フルスケールのショウではありませんが、その分、ショウは集中力も切れず、“コレぞ”を詰め込んだセットリストもTEMPLE OF ROCKの肝をことごとく押さえきっています。その“肝”とは、UFO、SCORPIONS、そして新曲。MSGをこよなく愛する日本人としては、MSGから「Victim Of Illusion」だけというのは寂しいところですが、黄金時代を支えたフランシス・ブッフホルツとハーマン・ラレベル本人を率いた“マイケル・バージョンのSCORPIONS”は、TEMPLE OF ROCKでしか味わえない旨みです。しかも、ヴォーカルのドゥギー・ホワイトも絶好調。次々に届く最新ツアーの音源では、今ひとつ調子の悪さが目立ったドゥギー(実際、ツアー中に肺の感染症を患ったらしく、4月22日のトロント公演はキャンセルされました)ですが、本作では体調も良くなったのか、RAINBOW以来ではないかと思うような歌声。TEMPLE OF ROCKには、ファーストアルバムのゲストとして参加した彼ですが、ツアーとフルアルバム2枚で歌い、もはや“TEMPLE OF ROCKの看板”としての風格も身についている。数年前には危なっかしいと思えたSCORPIONSナンバーも、堂々と歌いこなしています。そドゥギーが映えるのはやはり自身がオリジナルのTEMPLE OF ROCKレパートリー。勇壮な「Where The Wild Winds Blow」、イントロリフから脳裏にこびりつくほどキャッチーな「Lord Of The Lost And Lonely」、冒頭でロニー・ジェイムズ・ディオやジョン・ロードの偉業を讃えて始まる「Before The Devil Knows You're Dead」などなど。ドゥギーの歌いっぷりもさることながら、マイケルのギターもキレキレで、もはや新たなシェンカー・アンセムとして不動の存在感を聴かせてくれます。そして、ギターのキレと言ったら、やはりこの曲。ラストの「Rock Bottom」! 超ウルトラ・スーパー美麗プロショットで繰り広げられる手元たんまりのギターソロ!! まさか、発表から40年経っても、これほどキレたソロが観られるとは……。さらに、本作にはMETALLICAのカーク・ハメットとの共演で話題になった2つの映像も収録。1つめは、VH1 Classicの番組「THAT METAL SHOW」。カークは、古くからマイケルのファンを公言しており、カバーアルバム「GARAGE INC.」でもUFOを提案(結果、バンドに合わず没)し、人生を変えた1枚に「FORCE IT」を挙げるほど。本作には、対面の瞬間から収録されていますが、最初からファンモード全開で微笑ましいシーンが観られます。その後、「Natural Thing」のリフをモチーフに(「FORCE IT」が好きな割に「Let It Roll」じゃないんですね)ソロを取り合うジャムを展開。カーク自身「インプロでは無意識にマイケルのリックが出てしまう。特に『KILL ‘EM ALL』なんかはね」と語る通り、カークらしいフレーズでありながら、違和感がないソロの応酬を聴かせます。現代ヘヴィメタルの祖となったMETALLICAに息づくマイケルの血脈が垣間見える瞬間です。2つめは、共演から半月後に行われたTEMPLE OF ROCKのライヴにカークが飛び入りした模様。ここのみオーディエンス撮影ですが、サウンド・画質共に、プロショットの後に続いても見劣りしないスーパー・クオリティ。クリア極まりない画質に加え、観客の腕が一切映っていない超どアップなところから察するに、フォトピットのスタッフ撮影かも知れません。映像が共演前の「Holiday」から始まり、「Natural Thing」のリフと共にカークが登場。さらに「Blackout」も演奏します。それにしても、マイケルのプロショットは本当に久々。さまざまなオーディエンス映像で彼の姿を追ってきましたが、やはりデジタル・プロショットは格別です。大期待の来日公演まで一週間を切りましたが、本作は直前ギリギリの予習にも最高。しかし、それ以上に歴史的共演をご覧になった後、余韻を忘れ得ぬものに変えてくれる絶好の1本でもあります。そして、ライヴに行けない方にとっても、本作は2012年オランダで撮影されたオフィシャルDVD「LIVE IN EUROPE」と並ぶ決定的な映像。今後、それだけツアーが続くか分かりませんが、恐らく本作以上の映像は出てこないでしょう。オフィシャルと同等のスーパー映像を、永久に手元にコレクションできる確かな1枚です。ぜひ、この機会をお見逃しなく! Live at Amphitheater, Gelsenkirchen, Germany 24th May 2015 1. Intro 2. Doctor Doctor 3. Live And Let Live 4. Lights Out 5. Where The Wild Winds Blow 6. Natural Thing 7. Victim Of Illusion 8. Lovedrive 9. Coast To Coast 10. Vigilante Man 11. Before The Devil Knows You're Dead 12. Lord Of The Lost And Lonely 13. Rock You Like A Hurricane 14. Rock Bottom Bonus Tracks That Metal Show with Kirk Hammet Metropolis Studios, New York City, New York, USA 14th April 2015 1. Conversation #1 2. Jam #1 3. Conversation #2 4. Jam #2 5. Conversation #3 Live at RockBar Theater, San Jose, California, USA 3rd May 2015 6. Holiday 7. Natural Thing (with Kirk Hammet) 8. Blackout (with Kirk Hammet) PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.91min.









