コレは凄い! もう、笑っちゃうほど凄いっ!! 本作は、1984年に大センセーションを巻き起こした“汚いKISS”こと、W.A.S.P.デビュー直後のオフィシャル映像です。なにしろ、彼らのライヴと言えば、裸の女性はいたぶり殺すわ、血糊は飲むわ、文字通り鮮血が滴るホラーショウ。そんなステージがパーフェクトなオフィシャル映像で見られるW.A.S.P.の最高傑作、いえショックロックの最高傑作映像が登場です! 本作は、日本盤レーザーディスク復刻シリーズの最新作。現在、消えゆく運命をひた走っているレーザーディスク・メディアですが、未だに公式にはDVD化されていない名作もたくさんあります。特に、当時から新メディアに積極的だった日本の国内盤レーザーディスクは、製造品質も品揃えも「世界一」と称される銘品。このシリーズは、そんなレーザーディスクの名作を究極クオリティで残すためのプロジェクトなのです。その中でも本作は、シリーズでもとびきりに激レアなW.A.S.P.の日本盤レーザーディスクを復刻。当時のファンでも、「レーザーディスクで出てたのか!」と驚く1枚ながら、新品同様に保存されていたディスクをヘヴィコレクターから借用することに成功しました。デジタル化に際しても、徹底的にクオリティ重視。現在は、レーザーディスクのまともな再生機を入手するのも難しい時代となってしまいましたが、海外のデジタル化専門メーカーと提携し、プロユースのハイエンド機材を使用しているのです。レーザーディスクの中に封じ込められた映像・音声ポテンシャルを最大限に引き出し、民生機では及びも付かないハイクオリティでDVDに移し替えているのです。そんな本作で観られるのは、デビュー直後のセンセーションまっただ中のW.A.S.P.。1984年8月にデビューアルバム「W.A.S.P.」をリリースし、その翌月のロンドンでのライヴ(LDのジャケには「10月」となっていますが、正確には「9月24日」)です。オープニングこそアナログ特有の赤色の滲みも見られますが、歌入りと共に普通の照明になり、それ以降はデジタル撮影のような美麗画質が全編で堪能できます。演目もデビューアルバムから「B.A.D.」以外の全曲を披露し、デビューEPの「Animal (Fuck Like A Beast)」で締めるという極悪セットで、“極道ポップなロックンロール”が次々と繰り広げられます。音だけだと聴きやすかったりもしますが、やはり映像の威力は凄い。なにしろ、ブラッキー・ローレスは虎縞のニーハイブーツに、尻を丸出しで、腕や股間には丸ノコ付き。そして、山んばのように髪を振り乱しながら、やはり尻出しのクリス・ホルムズと共に暴れまくるのですもちろん、格好が奇異なだけではありません。「Tormentor」では、演奏途中でブラッキーが斧と生肉を持ち出し、その場で食い始めた(本物なんだ……)かと思ったら、客席に向けて千切っては投げ、千切っては投げ。さらに、ステージ脇の箱を開けると、中には裸の女性が吊されている(これも人形じゃない……)。その女性をナイフでいたぶり殺して演奏に戻るという、何ともグロテスクでえげつないショウが見られます。さらに続く「School Daze」も素晴らしく悪趣味。ギターソロのあと、ポスターを股間の丸ノコで切り裂き、髑髏で汲んだ血糊をたっぷりと飲む。その量たるや、軽くジーン・シモンズの3倍はあり、口から溢れ出してブラッキーの半身を真っ赤に染め上げる。その後も、顔面中を血まみれにしたまま鬼の形相で歌う!歌う! 羽毛枕までぶちまけ、まさに“汚いKISS”、“ヘヴィなALICE COOPER”です。これには、シアトリカル大好きな英国キッズも大狂喜!! 思えば、W.A.S.P.がセンセーションを巻き起こした1984年と言えば、本家KISSはメイクを落としてヘヴィメタル路線で再起を図っていた時代。ジーンも火こそ噴いてはいましたが、血を吐かなくなっていました。そんな中、ポップなロックンロールをKISS以上の“えげつなさ”で包んだ魅せたW.A.S.P.。その思い切りの良い悪趣味ぶりは、まるで「KISSがやらないなら、俺たちがやる!」と宣言するかのような清々しいパフォーマンスです。この2年後、ショックロックの大御所アリス・クーパーもヘヴィメタルに転向した「CONSTRICTOR」で復活を遂げました。W.A.S.P.の登場がアリスに渇を入れたのかは分かりませんが、そうであってもおかしくないほど、堂に入ったショックロックなのです。そんなW.A.S.P.の歴史上でも、もっともセンセーショナルだったデビュー直後のオフィシャル映像。それを世界最高クオリティで蘇らせた本作は、“ショックロック”というジャンル全体の金字塔です。正直申し上げて、バンドの人気度から見ても本作が大ヒットになることはないでしょう。しかし、それでも未来にどうしても残しておきたい名作ライヴなのです。悪趣味でえげつなく、良識のある人なら眉をひそめるからこそ素晴らしい。そんなロックシーンの影の大名作を、ぜひご体験ください。 Live at the Lyceum, London, UK 24th September 1984 PRO-SHOT (57:14) 1. On Your Knees 2. The Flame 3. Hellion 4. L.O.V.E. Machine 5. Sleeping (In The Fire) 6. Tormentor 7. School Daze 8. The Torture Never Stops 9. I Wanna Be Somebody 10. Animal (Fuck Like A Beast) Blackie Lawless - Lead Vocals, Bass Chris Holmes - Guitars Randy Piper - Guitars, Vocals Steve Riley - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.57min.









