1971年怒涛のユーロ・ツアーより、過去流通とは一線を画すクオリティーによる、貴重な音源と映像をカッブリング収録。まず音源は10月21日イタリア、ミラノ公演の模様を、これまでの不完全だったサウンドボード音源に、近年初発掘された高音質オーディエンス音源を補填し、デジタル・リマスタリングなどのリストア作業を経て、ベスト・クオリティーにて73分にわたり初のコンプリート収録を実現。そして演奏の方も周知の通り、傍若無人のツアーだけあり、オープニングの”Direction”からマイルスは引っ張りまくりで、”Yesternow”の短いテーマを吹いてからは、ジャレットが強引にテーマに移行し、前半には素晴らしいソロも披露。またその序盤は、レオンの躍動感溢れるステディなドラミングでさらに2人は煽られ、その後は狂乱の”What I Say”になだれこみ。そして後半クライマックスに向けて、メンバー間の緊張感がひしひしと伝わる展開で、”Sanctuary”ではジャレットの繊細なソロなども入りつつ、その静寂を切り裂くべく”It's About That Time”で狂乱ののろしが上がり、その後マイルスもハイノートを連発し、真っ黒なファンクな世界へ。 なお、終盤”Funky Tonk”からがオーディエンス・ソースとなるものの、怒涛のプレイゆえ、音質の劣化などは全く気にならずエンド。そして映像DVDには、過去には劣悪なビデオや不完全テープも流通していた11月16日イタリア、トリノ公演を、こちらも近年新たに発掘されたアップ・グレードのTVオンエアー・プロショット映像にて収録。マスター起因で一部映像や音声に乱れはあり、コンプリートではないものの、これまで出回っていた映像と比較しても、クリアーかつ、ヒスノイズ等もほとんど無く、この71年ツアー終盤の模様を見事に再現。また演奏の方もツアーの疲れをみじんも感じさせない素晴らしいもので、特に”Sanctuary”からドラム/パーカッションのドッカンを経て攻撃的な展開に移り、そこから繰り広げられるマイルスのファンキーなワー・ワー・ソロあたりは鳥肌もの。その後も後半キースのソロを受けて哀愁漂うソロをマイルスが披露すると、うねりを上げていたキースのソロまで一転して叙情的に。また骨太なリズムをキープするチャンドラーのドラミングも、バンドに見事にフィット。さらにこの4日後、20日のポルトガル、リスボン公演からも貴重なTVライブ映像を追加したトータル75分は全編モノクロながら、音声はPCMリニア・ステレオによるもので、数多くの71年ツアー関連の音源&映像がある中、この最凶暴時期のマイルスはやはり全て要チェック! CD : 1. Directions/2. Yesternow.3. What I Say/4. Sanctuary/5. It's About That Time/6. Funky Tonk Pt.1 - Improvisation (K.Jarrett)/7. Funky Tonk Pt.2 ? Inamorata/8. Sanctuary (Closing Theme & applause) [Live at Conservatorio Giuseppe Verdi, Milan, Italy 21th October 1971] DVD : NTSC 4:3 B&W / Linear PCM Stereo /total 75min. 1. What I Say/2. Sanctuary/3. It's About That Time/4. Funky Tonk/5. Honky Tonk [Live at Palazzo dello Sport, Turin, Italy 16th November, 1971] 1. Intro/2. Honky Tonk/3. Keith Jarrett Solo/4. Funky Tonk [Live at Cascais Pavilion, Lisbon, Portugal 20th November, 1971] Miles Davis(tp) Gary Bartz(as,as) Keith Jarrett(elp,org) Michael Henderson(elb) Ndugu Leon Chancler(ds) Don Alias(per) Mtume(per)









