アラン・ホールズワースの1989年マイアミ、有名どころのミュージシャンに愛され続ける名ドラマ-・ビニー・カリウタとの夢の競演をサウンドボード収録しています。凄腕ドラマー・ビニー・カリウタが繰り出す抜群のうねりとアランの超絶奏法を堪能できます。そのすさまじい超絶ドラミングに触発され、ホールズワース独特のスリリングなギターソロもいつも以上にが唸りを上げて暴走。まずオープニングの”Funnels”から突然加速するカリウタiにメンバーもひっばられ、早くも扇動的なインプロへと。さらに”Shallow Sea”でもザッパ時代を彷彿とさせる変拍子と怪奇なシンバルワークを披露。また名曲”Looking Glass”においてもトニー・ウィリアムスとひけをとらないメロディアスなドラムワークでサポート。続く”Pud Wud”ではこの時期では使用が少なくなったシンタックスを使ったホールズワースのプレイも要チェック。そして最大の聞き所と云える”White Line”はこのメンバーで聞けるのは嬉しいかぎりで、すっきりとしたアンサンブルにのせた斬新なホールズワースのソロ、アレンピックならではのプリアンプらしい音質で豪快に弾きまくるジョンソン、流麗なキーボードソロで珍しくアピール度も高いS・ハント、そしてこの日最大のギターとのドラムとのデュオで沸点を迎える凄まじい緊迫感に満ちたカリウタと、全てがあまりに強烈。曲間のフェードアウトが残念ですが、非常に貴重なステージをサウンドボード収録した必聴アイテムです。