1997年ジャーマンツアーより6月6日ドイツ、フランクフルト公演をネット流通とは一線を画す放送用マスター使用による、オフィシャル・クオリティー、ステレオ・サウンドボードにて収録。様々なリズム・セクションを試みたこの時期、チック・コリア、ボブ・バーグのバックを務めたゲイリー・ノヴァク、そしてマイク・スターン、ピーター・アースキンたちをサポートした、故デイヴ・カーペンターの2人を迎えたこのトリオが、最もホールズワースにはフィットしていると言われ、ゲイリーのパワフルかつ繊細なリズム・ワーク、そして随所で聴けるデイヴの、テンションをうまく使った絶妙なバッキングは見事。そしてホールズワースもそれに呼応するかのように、高速でメロディアスなソロを含んだ充実したプレイを披露。またほとんどの曲にBill DeLapギターを使用し、この時期でしか聴けないオーボエトーンやエフェクトの使い方は、彼のキャリアの中でも最もジャジーで室内楽的なサウンドを展開。セットリストもバランスの取れた全8トラックで、技巧と斬新なインプロプレイが満載の必聴音源を最高のクオリティーで!