本年最初のエイジア新作登場!! ASIA IN ASIA 30周年記念を締めくくる、シリーズ究極のラスト・タイトルです。何とCD5枚+DVD1枚という合計6枚ディスクで4日間全公演を完全収録!! 各日の冒頭挨拶、楽曲、そして終演後の様子まで網羅した充実のフル・コンプリート版です! もちろん全ての公演をひとつに完全パッケージしたタイトルは前例が無く、本作がその最初のタイトルになりますが、しかしここまで徹底的にASIA IN ASIAに特化して創り込んだタイトルは恐らく今後も出ないでしょう。まさに初登場タイトルにして最終決定版で、ASIA IN ASIA全公演を最新2014年リマスターで一括検証する極めて質の高い6枚組メモリアル・タイトル(5CD+1DVD)です。まずDisc-1に収録の初日6日ですが、これは稀代の名盤『DRAGON ATTACK 1983』の6日収録部分(※Disc-1?Disc2-【2】)を最新リマスタリングにかける事で音像が一新されています。元々非常に優れた収録音でしたが、既発ではやや解像度が甘かった弱音の響きまで正確に引き出す事に成功し、より精度の高い音像が実現しています。透明度も一層増し、微かな音もブレの無い芯のある音色として至近距離でしっかり聴こえ、サウンド全体のパンチにも予想しなかったプラスα効果が生まれている事に驚かれるでしょう。またこのDisc-1の完成度を一層高めているのがフル収録であるという点です。『DRAGON ATTACK 1983』は確かに音質に優れたタイトルでしたが、ショウ開始前に行われたMTVホスト : マーク・グッドマンの初回冒頭挨拶が未収録でした。この冒頭挨拶も今回はノーカットで収録し、ショウの全貌がひとつも欠けること無く聴ける様になっています。終演後の様子も何と3分半以上テープが廻り続けており、場内放送でASIA IN ASIAの今後の日程が実際のアナウンスで聴けるのも嬉しいところでしょう。また曲順も実際のセット通りに収録されていますので、去年12月にリリースされたサウンドボード決定盤『ASIA IN ASIA : DEFINITIVE SOUNDBOARD MASTERS』のDisc-1とはショウ後半の流れが違っている点も見逃せません。続くDisc-2と3には8日の武道館最終日をフル収録。これも名盤『DRAGON ATTACK 1983』の8日収録部分(Disc2-【3】?Disc-3)を丁寧にリマスタリングしたものが収録されています。これも元々音質優秀でしたが、今回はやや遅かったピッチを丁寧に補正し、全体の音像バランスを整えるイコライズとノイズ除去を施したことで旧作よりも一歩前に出た驚異的な音像が実現し、音楽の鼓動がより強く感じられる仕上がりとなっています。ショウ開始前の冒頭挨拶はこの日から日本人の男性が務めていますが、本作ではその様子も挨拶後半からフェイド・イン収録。これは現存する8日の音源とファンテープに冒頭挨拶がフル収録されているものが今のところ存在しない為で、現時点ではこれが最長版です。セットリストが大きく変更され、演奏時間も大幅に伸びたことで6日と7日の内容とは内容が随分違っているのも興味深い変化でしょう。ハウとダウンズのソロタイムも充実していますし、この日に初披露となった「Don't Cry」も数時間前にしっかりリハーサルを重ねたことで見事なエンディングを披露しています。全米中継の直後となるこの8日の演奏はよくリラックスしたサウンド・イメージとして語られますが、原音の響きに更に肉迫したこのリマスター・サウンドで接すれば、この日のエイジアがどれだけ音符ひとつひとつに奥行きのある、タフな演奏をしていたかも分かるでしょう。終演後の様子もたっぷり2分半以上収録されていますので、聴き終えた後の余韻と充実感も大変高くなっています。Disc-4と5に収録されているのは9日の大阪城ホールです。これは9日音源の中では音質面で他の同日タイトルを一蹴していた名盤『FAREWELL』に更なる音質向上を試みたものです。具体的には、既発ではやや過剰に出ていた高音域のレンジを調整し、耳にキンキンと残らない音像(※しかしあの透明感の高いダイナミックな響きは微塵も損なっていません)になった事で聴き易さが大幅に増し、極めて質の高いリマスター・サウンドが誕生しています。ベースの音がより浮き出て聴こえる様になったのも魅力で、これにより聴き慣れたウエットンのラインと実際に披露されたグレッグの特徴的なラインを比較して追ってみるのも面白いでしょう。特にこの日は「Daylight」と「Here Comes The Feeling」後半のラインの違い(或いは、グレッグ独特の解釈)が大変興味深いので、その表現差がより楽しめると思います。そしてもうひとつ特筆されるのは、既発盤に存在した演奏の欠落箇所が本作では解消されている事です。『FAREWELL』はその唯一の欠点として「Only Time Will Tell」の冒頭に約3秒ほどの欠落が生じていましたが、本作はこの部分を同9日の優秀な別ソースから部分補填して復元。もちろん修復の痕跡を感じさせないトリートメントを丁寧に施してありますので、自然で完璧な仕上がりで本来の9日の演奏が甦っています。また各演奏の充実度が他日より高いのも9日の特徴で、特に1stアルバムの曲については82年の演奏にすら負けない、威力のある官能的な響きを出しています。「Cutting It Fine」の激しいドライヴ感と高い緊張感も全日程通して最高のものがありますし、ボレロ後半が1ターン多いのもミスが生んだ大きな贈り物でしょう。終演後も1分半以上テープが廻り続けており、イベント最終日の最後の余韻もしっかり封じ込められています。最後はDVDディスクとなります。全米中継のあった7日の模様を、レーザーディスク日本版から起こしています。これは去年12月にリリースされた『ASIA IN ASIA : DEFINITIVE SOUNDBOARD MASTERS』のボーナス・タイトルと同じですが、ビデオ版を越えるレーザー版独特の発色の良さや鮮明な画質への嬉しい反響が予想以上に大きく、今回はそんなお客様の声に後押しされる形でDVD化が実現しました。比類なき仕上がりを誇るDisc-1?5を力強くバックアップする一枚になっています。本作はDVDを除いて全てオーディエンス録音となっていますが、これはサウンドボードの間近な視点ではなく会場にたゆたう音の海の中へ、層の深いところへもっと降りてゆく視点であの4日間に肉迫することを目指したからです。つまりASIA IN ASIAを"会場席から極める"為のタイトルとなっており、それ故にとびきり優秀なオーディエンス録音で構成されております。収録音はどれも80年代初頭のアナログ録音が持っていた響きの質感と力強さを最高値で実感出来るものとなっていますが、最新リマスタリングによって驚くほど鮮明に音像が現れるので、それぞれの既発盤をお持ちの方でもきっと御満足される筈です。ウエットンが居なかったからダメだったのではなく、あの83年にウエットンが不在だったからこそ推し進める事が出来たサウンドの可能性こそ、ASIA IN ASIA最大の聴き処です。それを是非、シリーズ最強のラスト・タイトル6枚組タイトルで御堪能下さい。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 6th December 1983 Disc 1 (79:57) 1. Introduction by Mark Goodman 2. Time Again 3. The Heat Goes On 4. Here Comes The Feeling 5. Eye To Eye 6. Sketches In The Sun 7. Only Time Will Tell 8. Open Your Eyes 9. Keyboard Solo10. The Smile Has Left Your Eyes 11. Wildest Dreams 12. Drum Solo 13. Heat Of The Moment14. Sole Survivor 15. Cutting It Fine 16. Daylight Live at Budokan, Tokyo, Japan 8th December 1983 Disc 2 (41:47) 1. Introduction 2. Time Again 3. The Heat Goes On 4. Here Comes The Feeling 5. Eye To Eye 6. Sketches In The Sun 7. The Valley Of The Rocks 8. The Clap 9. Cutting It Fine 10. Daylight Disc 3 (58:59) 1. Only Time Will Tell 2. Open Your Eyes 3. Keyboard Solo 4. Video Killed The Radio Star 5. The Smile Has Left Your Eyes 6. Wildest Dreams 7. Drum Solo 8. Heat Of The Moment 9. Sole Survivor 10. Don't Cry Live at Osaka Jo Hall, Osaka, Japan 9th December 1983 Disc 4 (41:39) 1. Introduction 2. Time Again 3. The Heat Goes On 4. Here Comes The Feeling 5. Eye To Eye 6. Sketches In The Sun 7. The Valley Of The Rocks 8. The Clap 9. Cutting It Fine 10. Daylight Disc 5 (57:31) 1. Only Time Will Tell 2. Open Your Eyes 3. Keyboard Solo 4. Video Killed The Radio Star 5. The Smile Has Left Your Eyes 6. Wildest Dreams 7. Drum Solo 8. Heat Of The Moment 9. Sole Survivor 10. Don't Cry DVD ASIA IN ASIA Laser Disc Edition Live at Budokan, Tokyo, Japan 7th December 1983 Taken from the original Japanese Laser Disc (SM058-0002) (58:43) 1. Introduction by Mark Goodman 2. The Heat Goes On 3. Here Comes The Feeling 4. Eye To Eye 5. Sketches In The Sun 6. Only Time Will Tell 7. Open Your Eyes 8. Keyboard Solo 9. The Smile Has Left Your Eyes 10. Wildest Dreams 11. Drum Solo 12. Heat Of The Moment 13. Sole Survivo Greg Lake - Lead Vocal, Bass Steve Howe - Guitar, Vocal Geoffrey Downes - Keyboards, Vocal Carl Palmer - Drums, Percussion PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 59min.