カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

EL & P Emerson,Lake & Palmer エマーソン・レイク・アンド・パーマー/Tokyo '96

連作でご紹介してきた“ELP in Japan”も、締めくくりとなる1作にたどり尽きました。本作に収められているのは、ELP最後の来日(なのは、もう間違いないでしょう)となる「1996年10月15日・中野サンプラザ公演」。全10公演中の7公演目にあたる、中野サンプラザ3連続公演の初日を封入した“一応”オーディエンス・アルバムです。思わず「一応」と付けてしまいましたが、実のところ、正真正銘の客席録音。同時リリースの「BLACK MOON IN TOKYO」と同じテーパーから直接譲られたマスターを使用しているのですから間違いない。では、なぜゆえに「一応」なのか……つまり、そう言いたくなるほどサウンドボード然とした、スーパー・サウンドということなのです!本作は10年前にSireneレーベルから「WILD TIGER」としてリリースされたのと同じマスターを再度リマスタリング、決定盤仕様でCD化したもの。「WILD TIGER」がリリースされた10年前にも異常な高音質で話題になりましたが、リマスターを経た本作のサウンドは本当に凄い。なにしろ、ライン音源とシャッフルで再生してもほとんど違和感がないのですから。ブートレッグ業界には“まるでサウンドボード”という言葉が溢れていますが、ここまでライン臭い客席録音も珍しいくらいです。そんなサウンドで記録されたライヴは、実に味わい深い。1992年の二度目の来日では、一期一会に全身全霊を捧げた観客の緊張感が漲っていましたが、前回の20年とは違い、今度のブランクは4年。一瞬も気を抜かないような集中力というより、「また観られた」という暖かい喜びに溢れ、演奏に浸りきるかのような熱狂(実際には、最後になってしまうわけですが……)なのです。腕を手術した影響か「Hoedown」ではキースの指がもつれるシーンなどもありますが、その代わり幾分リラックスしたムードがほんのりと暖かい。前回の来日で日本のオーディエンスの感覚をつかんだのか、さらに上達した日本語のMCも楽しく、グレッグのアコースティック・セットの前ではキースが「楽しんでるかい!」と叫び、友人ケヴィン・ギルバート氏に捧げたピアノ曲の前でも「今から2曲弾きます。最初の曲はとても短いです。これは亡くなった友達に捧げた曲です。2曲目は楽しい曲(Honky Tonk Train Bluesのこと)です」と長めに語りかけています。こうしたアットホームな雰囲気も、名曲群を1曲、また1曲と重ねるほどに観客もバンドも徐々に熱を帯びていき、暖かさから熱い気迫へと練られていく。再結成後のレパートリーは姿を消し、初めて披露された「Bitches Crystal」をはじめ、1992年にはやらなかった「Tiger In A Spotlight」「Hoedown」「Touch And Go」も導入。ショウをグイグイと引っ張っていきます。そして、クライマックスにはシームレスに繋がった「Tarkus/Pictures At An Exhibition」メドレー! もはや代名詞とも言える2大曲「Tarkus」「Pictures At An Exhibition」の象徴シーンを約20分に凝縮したアレンジは、EL & Powellも彷彿とさせる特濃ナンバーです(「Stone Of Years」のピアノソロとオルガンソロは必聴!)。そして「The Great Gates Of Kiev」の余韻に沸く大歓声を割って始まるのが、ドラムソロも盛り込んだ「Fanfare For The Common Man/America/Rondo」のアンコール・メドレー。「Rondo」では、キースがハモンドL100を演奏中に自動演奏のブラスを鳴らせるなど、クリックとの同期演奏も披露。大ベテランとなっても(当時)最新テクノロジーを積極的に導入する姿勢が鮮やかです。 この後も3人はソロやASIAで日本の地を踏んでいますが、ELPでは戻ってきていません。2010年には「エマーソン&レイク」での来日も予定されていましたが、キースの病により中止となり、現在ではグレッグもカールも再結成には否定的。この三度目の来日から約20年、キースも古稀を迎え、ますますトリオの活動は厳しいと言わざるを得ません。列島に狂乱を巻き起こした1972年の初来日、20年の刻を超えて夢を届けてくれた1992年の再来日。そして、恐らく最後の勇姿となるであろう三度目の本作。ELPは来日の多いバンドではありませんでしたが、決して遠い存在ではない。今もなお、「Tarkus」をピアノで弾き、オーケストラで上演するのは日本です。それもこれも、彼らが訪れるたびに、ときに強烈で、ときに深い深い思い出を残してくれたからこそ。その“ELP in Japan”最後の1ページを、最上サウンドのライヴ・アルバムにまとめました。ELPと日本を繋ぐ1作、ぜひ永遠に愛してください。 Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 15th October 1996 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(44:43) 1. Karn Evil 9 2. Tiger In A Spotlight 3. Hoedown 4. Touch And Go 5. Knife Edge 6. Bitches Crystal 7. Still...You Turn Me On 8. From The Beginning 9. A Tribute To Kevin Gilbert 10. Honky Tonk Train Blues 11. Take A Pebble Disc 2(44:14) 1. Lucky Man 2. Tarkus a) Eruption b) Stones Of Years c) Iconoclast d) Mass 3. Pictures At An Exhibition a) The Hut Of Baba Yaga b) The Great Gates Of Kiev Encore4. Fanfare For The Common Man 5. America 6. Drum Solo 7. Rondo 8. Finale

EL & P Emerson,Lake & Palmer エマーソン・レイク・アンド・パーマー/Tokyo '96

価格:

1,940円 (税込)

購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
この商品について問い合わせる

ページトップへ