同年夏の、エレクトリックバンドを率いての来日公演を思い起こす、見事なアンサンブルプレイの妙技をここにたっぷりと再現。まずオープニングは「Genesis Revisited」収録のValley of the Kingsからで、セットは「Voyage of the Acolyte」「Spectral Mornings」そして2009年リリースの「Out Of The Tunnel's Mouth」に加え、ジェネシス時代のナンバーを中心に組まれており、さらにこのツアーではWatcher Of The SkiesとCarpet Crawlersの完全演奏ヴァージョンが要チェック。代わりにFly On A WindshieldとBroadway Melody Of 1974のブロードウェイ・ナンバーはセット落ちしたものの、後半では新曲のPrairie Angelsを披露。そしてラスト30分のLos Endos、Firth Of Fifth、そしてドラムソロを組み込んだClocksはまさに圧巻。クオリティーもオーディエンス録音としては究極のレベルと言えるもので、太く自然なクリアーなサウンドによるファン必聴アイテム。